【四国地方】この冬初めての強い寒気 17日(木)にかけて真冬の寒さ
四国地方には17日(木)ごろにかけて、この冬初めての強い寒気が流れ込み、山沿いを中心に雪が降って雪が積もる可能性があります。交通障害や、真冬のような厳しい寒さですから体調管理にもお気を付けください。
平地でも雪を降らすような寒気が流入
14日(月)午前3時現在、四国付近を寒冷前線が通過し、午前5時の時点でも山沿いを中心に雨が降り雪の降っている所もあると見られます。
前線が通過したあとは西高東低の冬型の気圧配置が強まり、風が強まるでしょう。四国地方には広く強風注意報が発表されているため、しばらく強風にご注意ください。この風に乗って、大陸からはこの冬初めての強い寒気が四国地方に流れ込む見通しです。
山沿いを中心に積雪のおそれ
14日(月)夜には平地でも雪を降らす目安の寒気とされる、上空1500m付近で-6度以下の寒気が四国付近まで流れ込むでしょう。14日(月)の四国地方は寒気の影響で雲が多くなりそうです。山沿いを中心に雪が降り、雪が積もる可能性があります。峠道などの運転は冬用タイヤにして、積雪や路面の凍結などによる交通障害にご注意ください。また、平地でも雪が舞うかもしれません。初冠雪や初雪の便りが届く可能性があります。
昼間もあまり気温が上がらない見通しです。最高気温は愛媛県では一桁の所が多く、真冬のような寒さでしょう。冷たく強めに吹く風も加わるため、体感温度はさらに低い見通しです。冬用のコートにマフラーや手袋なども使用して、これまで以上に暖かくしてお過ごしください。また、夜にかけて強い寒気が流れ込むため、夜は朝より冷える所が多いでしょう。
17日(木)にかけて強い寒気が居座る予想
15日(火)から16日(水)にはさらに平年より強い-9度以下の寒気が瀬戸内側を中心に流れ込み、17日(木)ごろにかけて寒気が居座る見通しです。今週の四国地方は寒気の影響で雲が多く、変わりやすい空模様になりそうです。山沿いではさらに雪が降り、積雪の量が増える可能性もあります。
また、朝と日中ともに厳しい寒さが続くでしょう。最低気温は、平地でも霜が降りたり、氷が張るような気温が見込まれています。最高気温は17日(木)にかけて一桁の所が多いでしょう。平年で最も寒い1月や2月の時期をも下回るような厳しい寒さになりそうです。服装で上手に調節して、体調管理にお気を付けください。また、農作物の管理などにも気を付けるようお願いします。
18日(金)ごろにはいったん強い寒気は抜けて、最高気温は10度以上の所が多いでしょう。日ざしのもとではぬくもりを感じられる陽気が戻る見通しです。
【参考資料】
高松地方気象台発表 雪に関する四国地方気象情報第1号