大きな豚バラ軟骨が存在感を放つ〈肉盛り中華そば〉現在5時から8時の早朝のみの間借り営業中!
早朝5時過ぎの福岡市東区筥松。まだ外は真っ暗の中、店先の駐車場へすべり込むと、お店の大きな看板の名称は〈麺やよかやす〉とある。しかし、お店の入口前に、申し訳程度の黄色い小さな看板が立てかけられていて「営業中〈中華そばタンポポ〉朝5時〜朝8時開店」という文字が入ってくる。
すでに明かりが煌々と灯っている店内は、予想よりもはるかに広い。カウンター席はなく、4人掛けのテーブル席と二人掛けのテーブル席で構成されていて、席数は20席ほど。ラーメン店というよりも、居酒屋的な雰囲気もあり、とても居心地の良さそうな空間。
間借り先の〈麺やよかやす〉は、2022年の8月に開業で、鶏白湯らーめん、鶏清湯 醤油らーめん、鶏清湯 塩らーめんをメインとした非豚骨系のラーメンのお店。月・水・木・金・土は、11時30分〜14時30分(L.O.)夜は、18時00分〜21時15分(L.O.)、日・祝は、11時30分〜15時30分(L.O.)夜は、18時00分〜21時15分(L.O.)、月曜日はお昼のみの営業で、火曜日が定休日になっている。こちらには、まだ未訪麺のため、いつか伺ってみたいと思っている。(※営業時間等は事前にご確認ください)
現在〈麺やよかやす〉での間借り営業中
さて〈中華そばタンポポ〉は、2023年12月13日の朝5時に〈麺やよかやす〉での間借り営業店として期間限定でオープンしたばかりのできたてホヤホヤのお店。
ド〜ンと大きな豚バラ軟骨が存在感を放つ
この日は、朝から行こうと決めて開店直後の5時過ぎに訪麺。左手にある4人掛けのテーブル席に着座。今回のメニュー表(お品書き)には、最上段から「中華そば+タンポポめし1,000円」「肉盛り中華そば1,000円」「背脂中華そば850円」「ごはん100円」「タンポポめし200円」とあり、初訪麺の際は、できる限り、最上段か左上の「お店の推し」であろうメニューを選ぶのだけど、今回は早朝ということもあって「ごはん類」は外すことにして「肉盛り中華そば」にした。
待つことしばしで、着丼の「肉盛り中華そば」は、煮干し系の旨みがベースの中心にあり、さらに各種の旨みも感じられる、早朝から得した気分になれる、初味ながらもとても贅沢で美味しい一杯。ツルモチの平打麺の喉越しも、また心地よい感じで良かった。
独自調合の唐辛子もあり、スープにお好みで刺激を加えたら旨みがさらにパワーアップする。そしてゴロゴロとたくさん入った豚バラ軟骨は、肉厚なのにやわらかな食感が個性的で堪らなく美味しい。
タンポポめしもお店の推しメニュー
中華そばを食べ終わった頃に、少し後悔したのがお店の推しメニュー「タンポポめし」。店主もおっしゃっていたのだが、中華そばとセットで食べてもらうところまでが、最高の組み合わせだったそう。なるほど、残ったスープとともにごはん系が欲しくなる、そんな一杯だったので、次回訪麺の際は必ず食したいと思う。
帰り際、少しだけ店主とお話しをさせていただいたところ、福岡中華そば界の先駆者的な「中華そば郷家」のご出身だとも。またしても、なるほどと納得できる存在感があり、大変美味しくいただきました。
最寄りの駅は、JRの鹿児島本線「箱崎駅」から歩いて10分ほど。ただ、早朝からの営業ですし、専用駐車場も店先に3台と、お店の裏手にも3台あるようなので、車で行くのが一番良いかもですね。
中華そばタンポポ(〈麺やよかやす〉にて間借り営業中)
住所 :福岡県福岡市東区筥松1-8-31 [地図]
営業時間:5時00分~8時00分(月〜木)
定休日 :火・水曜日
駐車場 :専用駐車場あり(店頭3台・店舗裏3台)