「無理しない」ノルウェーらしさがあふれたファッション?IBEN
ノルウェーで開催されたファッションショー「オスロ・ランウェイ」(Oslo Runway)。撮影した写真を整理しながら、改めて目を通すと、「いいかも」と思ったデザインが意外と多かったのが「イーベン」(IBEN)だった。
旅、都市での生活、ヴィンテージ、ノスタルジアというアイデアが詰められたIBEN。
一言でいうと「オスロでの毎日の生活で、着やすくて、動きやすそう」。そこに、ノルウェーでよくある安全路線の服に、ちょっとだけ刺激と新しさを加えている。
創設者は Anh-Marthe Storheil氏。8月のショーは、中心地にある国立図書館で開催された。
オスロっぽいファッションだなと思った理由が、カジュアルで動きやすそうなデザイン。ノルウェーではハイヒールを履く女性が少ないのだが、モデルたちも平たい靴で登場。
商業的に売るために、ノルウェー消費者向けには「白・黒」色ばかりになりやすい。青・黄色・デニムの紺色などが多い光景が、見ていて気持ちいい。
一方で、無理せず斬新すぎないので、ノルウェーでの日常生活で使いやすそうだ。
北欧ファッションらしいミニマリズムとクール、同時にノルウェーらしい、カジュアルな「いつもらしさ」が詰められていた。