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「どん兵衛 特盛鬼かき揚げうどん」は普通盛と麺量以外に何が違う?食べ比べ

オサーンカップ麺ライター
「どん兵衛 特盛鬼かき揚げうどん」(左)と「鬼かき揚げうどん」

「鬼かき揚げ」の入った「どん兵衛」

今回レビューするのは、日清食品の「どん兵衛 特盛鬼かき揚げうどん」。カップ麺で天ぷら(たぬき)がはいっているのはそばなのが一般的。カップうどんではお揚げ(きつね)が入っていることが多いですが、今回の商品はかき揚げが入ったうどんです。

「鬼かき揚げうどん」は玉ねぎがたくさん入ったかき揚げが入っているのが特徴で、普通サイズと大盛サイズである「特盛」の2サイズ展開となっています。

今回は売りである「鬼かき揚げ」をレビューするとともに、「特盛」と普通サイズを比較して麺量以外に何が違うのかを見ていきます。

「特盛 鬼かき揚げうどん」の内容物

「特盛」(左)と普通盛の内容物
「特盛」(左)と普通盛の内容物

「特盛」と普通盛りのどちらも、別添袋として「粉末スープ」と「鬼かき揚げ」が入っており、カップには麺のみ入っています。麺は「特盛」が100gで、普通盛が70g、特盛は普通盛の1.4倍強。

「特盛」(左)と普通盛の「鬼かき揚げ」
「特盛」(左)と普通盛の「鬼かき揚げ」

「特盛」は麺だけではなく「鬼かき揚げ」もしっかり大きく、こちらも1.5倍近くありそう。大きさは違いますが、それ以外は同じに映ります。

「特盛」(左)と普通盛の粉末
「特盛」(左)と普通盛の粉末

先入れの「粉末スープ」を麺の上に開けた状態。麺や「鬼かき揚げ」は明らかに「特盛」が多くて大きい一方で、粉末の量はそこまで違いはないように見えました。味に影響はあるのでしょうか。

玉ねぎが大切りになった「鬼かき揚げ」

大きな「鬼かき揚げ」
大きな「鬼かき揚げ」

まずは商品の最大の売りである「鬼かき揚げ」について。「どん兵衛天そば」に入っている天ぷらと同じく後入れですが、あのライトでサクサクした食感とは違い、また小海老天も入っていません。

玉ねぎだらけでやや重たい食感となっており、揚げ玉状の紅生姜天がアクセントになっています。とにかく玉ねぎの甘みと食感が目立ち、大切りの玉ねぎ存在感抜群。かき揚げですがほぼ玉ねぎの天ぷらと言っても良いかもしれません。

「特盛」と普通盛の「鬼かき揚げ」に大きさ以外の違いはなさそうです。

「特盛」と普通盛を食べ比べ

「どん兵衛 特盛鬼かき揚げうどん」(左)と「どん兵衛 鬼かき揚げうどん」
「どん兵衛 特盛鬼かき揚げうどん」(左)と「どん兵衛 鬼かき揚げうどん」

つゆは、かつおだしを効かせた醤油味。いつもの「どん兵衛 きつねうどん」に比べるとかつおだしが強くてエッジが立っていますが、かつおだしが強い「天ぷらそば」などのつゆに比べると醤油がおとなしく、うどんらしい味わいとなっています。うどんつゆとしてはかつおが強いので、うどんとそばの中間のような味だと感じました。

「特盛」と普通盛を比べてみると、普通盛の方がかつおや醤油にキレがあり、「特盛」のつゆはやさしい味。カップサイズの違いの割に粉末の量が少なかったのも影響していそうです。

「きつねうどん」と「天ぷらそば」の間隙を突く良品

和風カップ麺といえば、お揚げとうどんを合わせたきつねうどんや、そばと天ぷらを合わせた天ぷらそばが主流の中で、天ぷらでうどんを食べられる貴重な存在。しかも、玉ねぎたっぷりのかき揚げは天ぷらそばの天ぷらとは一線を画しており、昆布だしが主流のカップうどんにあってかつおだしが強いのも特徴的でした。

きつねうどんと天ぷらそばの間隙を突く良品ではないでしょうか。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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