「とんかつ×千切りキャベツ」←「美味しいだけ?」料理人の回答に…『そんな、理由があったのか!!』
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こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん「とんかつ」は好きですか?
お店でとんかつなどの「揚げ物」を注文すると必ずと言っていいほど「千切りキャベツ」が付いてきます。また、嬉しいことにお店によってはおかわり自由なんて事もあります。(ありがたい…)
とんかつに千切りキャベツの組み合わせは抜群に美味しい!でも、果たして「美味しい」だけなのでしょうか?他の野菜で代用しても良いのでしょうか?
今回はタイトルにも書いてある通り、「とんかつ×千切りキャベツ」の謎に迫りたいと思います。とんかつが好きな方は最後までお付き合いください!
今回の目次
- 「抗潰瘍性因子(こうかいようせいいんし)」
- 冷水にさらす
- 千切りキャベツの保存方法
- まとめ
「抗潰瘍性因子(こうかいようせいいんし)
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キャベツには「胃潰痕」や「十二指腸潰痕」を予防・修復する働きを持つ「抗潰瘍性因子」が含まれていると言われています。
この「抗潰瘍性因子」こそがとんかつを食べた際に起こる胸焼けを防いでくれるのです。胸焼け防止効果はキャベツ以外の野菜ではほとんど期待できないと言われています。また、抗潰瘍性因子は「水」や「熱」に弱い性質があるため「生食」が必須とも言えます!
冷水にさらす
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美味しい千切りキャベツの必須条件に間違いなく「歯ごたえの良さ」が挙げられます。歯ごたえの良い千切りキャベツは切った後に一度、冷水にさらす必要があります。これは冷水の効果でキャベツの細胞膜を構成している「ペクチン」が硬くなるためです。
しかし、この行為は「胸焼け防止」を重視する方ならしない方が良いのかもしれません。なぜなら、キャベツを千切りにして水にさらすと、有効成分(抗潰瘍性因子)が溶け出してしまうからです。
歯ごたえを選ぶか、健康効果をを選ぶかは人それぞれですが、とんかつ×千切りキャベツは単なる添え物ではないということを覚えておきしょう!
千切りキャベツの保存方法
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/papuchan/article/01774284/image-1716387315208.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
千切りキャベツが余ってしまった場合、どのように保存したら良いのでしょうか?
ご存知の方も多いとは思いますが、千切りキャベツはあまり日持ちしません。日持ちしない理由として「断面の多さ」が挙げられます。空気に触れて変色したり乾きやすくなってしまうのです。当日に食べ切るのが好ましいですが、どうしても残ってしまった場合は以下の方法で保存してください!
【千切りキャベツの保存方法】
① 千切りキャベツの水気をよく切る
②キッチンペーパーで挟む
③ 密閉容器やジップロック袋に入れ、空気を抜いて封をする
④冷蔵庫の「野菜室」で保存
こちらの方法で2〜3日間の保存が可能です。
まとめ
- キャベツには「胃潰痕」や「十二指腸潰痕」を予防・修復する働きを持つ「抗潰瘍性因子」が含まれている
- 抗潰瘍性因子は「水」や「熱」に弱い
- 歯ごたえを選ぶか、健康効果をを選ぶか
- 千切りキャベツは断面が多い為、あまり日持ちしない
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