【佐久市】JAXAパラボラアンテナの白いフォルムが美しい映えスポットは11月22日から冬期通行規制
11月三連休の後半に今から紅葉を愛でる「どこかステキな場所は?」と考え、思いついたのが佐久市の蓼科スカイライン途中にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)のパラボラアンナ。テレビで秋の黄色に色づくカラマツに囲まれた白い巨大なフォルムの映像がとても印象的だったので、快晴の日に車を走らせ現地へ行きました。
佐久市HPでも美笹地上局に通じる箇所は11月22日(金)午前12:00(正午)から通行止と記載があり、週末に行くチャンスは次の土日で今年は最後。皆さんも是非同じ景色を眺めてみてはいかがでしょう。
まずは車を走らそう
11月の三連休は初日が雨となってしまいましたが、中日最終日とよいお天気で絶好の行楽日和となりました。
上の写真は佐久市内を南北に走る国道462号線。千曲川にかかる浅蓼大橋を佐久穂町方面へ進み、4つ目の「洞源湖入口」の信号手前にこのような道標表示があります。さぁ、JAXAのアンテナへ向かう蓼科スカイラインへ車を進めますよ~。
「洞源湖入口交差点」から直進し、貞祥寺参道を左手に身ながら始まる坂が蓼科スカイライン(林道大河原線)の入口。今の時期なら、左右に茂る色づきの始まった広葉樹がお出迎え。
途中には思わぬ構造物もある
美笹湖を過ぎた先、長野県東信地方では数少ない鉄塔マニアの方々が「ネコ型」と呼ぶ送電用鉄塔が登場。2基並んで、しかも耳の先端が少し傾いているところが可愛らしい。停車する場合は、写真の道が左にカーブする手前のチェーン着脱場を使いましょう。
ついに到着
先ほどのネコ型の鉄塔から約6km(洞源湖交差点からは約17km)の地点。いつしか道の左右を囲んでいた針葉樹の森がパッと開けて、JAXAのパラボラアンテナが現れます。
早速無料駐車場に車を停め、家族それぞれの「映えスポット」を探してみましょう。
JAXA美笹深宇宙探査用地上局は
と、現地の解説板が教えてくれます。知識を仕入れてから行く計画を立てるのは後回しにして、まずは現地に行き現代の英知が生み出した最新鋭の機能美と周囲の自然の美しさをセットで満喫してみませんか。
時間をズラしたら意外な発見
下の2つの写真はパラボラアンテナの先にある大河原峠まで行った帰り、午後3時過ぎに撮影したもの。上の午後1時台の写真より、パラボラアンテナも周りの木々も時間の経過で影の部分が増えました。キリッと冴えた感じに仕上がったので、個人的にはこの時間の写真が撮れてとてもラッキー。
アンテナ周囲のカラマツは黄金色に色づいていますが、それ以外の色合いも楽しむことができました。
陽の傾きで、黄金色のカラマツの色合いも薄っすら赤みがさした気がします。
意外と街から近い
この写真の中に見つけられますか?美笹深宇宙探査用地上局の白いパラボラアンテナ。写真中央の右端から左に下っている白樺の木々の上に、ちょこんと白い小さな盃の形をしたものが先ほどまで眺めていたパラボラアンテナです。
山の中にある宇宙探査施設と聞けば「どんだけ山の上なんだ?!」と思われるでしょう。でも、標高2093mの大河原峠から見下ろせば豆粒のような大きさ。街中からも約17kmでそんなに遠くではありません。近隣の方は11月21日までの間に晴天を確認し、車を走らせ是非この秋の眺めを堪能してください。
遠くにいらっしゃる方はこの方法
東京-佐久平の新幹線片道所要時間=約1時間半。佐久平駅から片道1時間として、半日休暇でJAXAパラボラアンテナを眺めるバケーションは完了です。
もし、この2週間の間に訪れる都合がつかなかったとしたら。その場合は、春にズレ込んだ場合は天気チェックの前に佐久市役所HPで通行規制解除を確認のひと手間を加え、前述の手順で巨大パラボラアンテナを訪ねてみてはいかがでしょう。春には春の趣が、あなたのお越しを待っています。
【施設情報】
名称:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 美笹深宇宙探査用地上局
住所:〒385-0046 長野県佐久市前山字立科1905-43 Yahoo!マップ
アクセス:公共交通機関なし
最寄りのインター 中部横断自動車道(佐久南IC)
北陸新幹線 佐久平駅約より25km
駐車場:佐久市営見学者用無料駐車場(普通車6台程度)
※外来者向け見学受付は行っておりません。