ひとり旅が最高! ソロ温泉におすすめしたい「関東の温泉地」5選
関東地方に湧く温泉地の魅力は、なんといっても首都圏からのアクセスが便利なこと。だが、その半面、人気のある温泉地には観光客が殺到して、ソロ温泉(ひとり旅)だと肩身が狭いこともある。
そこで、ひとり旅でも比較的静かな時間を過ごせる関東の温泉地を5カ所紹介したい。
那須温泉郷(栃木県)
皇室が静養に訪れる那須御用邸がある那須岳南麓に位置する。歴史ある那須湯本温泉を中心に「那須八湯」と呼ばれる温泉が点在する。小さな民宿から高級旅館までバリエーション豊か。ソロ温泉なら、小さな宿が並ぶ那須湯本温泉を拠点に、日帰り温泉「鹿の湯」や共同浴場に通うのがおすすめ。
四万温泉(群馬県)
『千と千尋の神隠し』のモデルとなったとされる老舗旅館「積善館」周辺の湯の街情緒が有名だが、温泉街に沿って流れる四万川の渓谷美も魅力。渓流を望む露天風呂が名物の宿も多い。湯量豊富でほとんどが源泉かけ流し。
湯河原温泉(神奈川県)
東京駅から湯河原駅まで特急で約75分。山海の自然と食べ物に恵まれた歴史ある温泉地。高級旅館が多く、全体的に相場も高めだが、比較的リーズナブルに泊まれる宿もある。よく知られた温泉地だが、箱根や熱海と比べるとひっそりと落ち着いた時間が流れている。
沢渡温泉(群馬県)
強酸性の草津温泉と比べて、マイルドな泉質のため「草津の仕上げ湯」と呼ばれる。坂道に小さな旅館が並ぶ温泉地で、ゆっくりと静かな時間を過ごしたい人に向いている。鮮度抜群の「沢渡温泉共同浴場」のほか、浴室が芸術的な美しさを誇る「まるほん旅館」など温泉好きに愛される温泉地。
湯宿温泉(群馬県)
時が止まったかのような石畳の温泉街に、小さな宿や共同浴場が並ぶ。つげ義春や若山牧水などゆかりの温泉地でもある。「湯本館」「ゆじゅく金田屋」「太陽館」「大滝屋旅館」など湯治向きの宿もある。静かな時間を過ごしたい人に適した温泉地。