現役教師が教える!思いやりのある子の「人を喜ばせる」3つのポイント
「ねえママ、今日ね、Aちゃんがすごかったの!」
「へえ、どんなことがあったの?」
「給食の時間に、Bくんが計算がうまくできなくて困ってたんだ。そしたらAちゃんが『こうやってやるといいよ』って教えてあげたの。Bくんすっごく嬉しそうだった!」
「まあ、Aちゃん、なんて優しい子なの」
「うん!私もAちゃんみたいに、みんなを助けられる子になりたいな」
小学校では、こんな話題に出てくるAちゃんのように、思いやりのある子がいます。今日は、「思いやりのある子」の「人を喜ばせる」3つのポイントをお伝えします。
1. 感謝の気持ちを表すときは具体的にする
感謝の気持ちを表すことは、思いやりの心を育てる第一歩。でも、ただ「ありがとう」と言うだけじゃないんです。
- こんな風にやってみよう:「お皿洗ってくれてありがとう。助かったわ。おかげでゆっくりお茶が飲めたよ」具体的に感謝すると、子どもは自分の行動が誰かの役に立ったと実感できるんです
- 気をつけたいこと:「当たり前でしょ」なんて言っちゃダメ。せっかくの良い行動が萎んじゃいます
- 家でやってみよう:夕飯の時間に、今日あった「ありがとう」を家族で話してみるのはどうでしょう?
2. 「もし〇〇だったら」と相手の立場で考える
相手の立場に立って考える力を育てるには、想像力を働かせるのが一番。
- こんな風にやってみよう:「もしもあなたが遊びに入れてもらえなかったら、どんな気持ちになるかな?」自分と違う立場の人の気持ちを想像する習慣がつきます
- 気をつけたいこと:正解を押し付けないこと。子どもの答えをしっかり聞いてあげましょう
- 家でやってみよう:テレビを見たあとに、登場人物の気持ちを想像して話し合ってみては?
3. 小さな親切を見つける目を養おう
身の回りにある小さな思いやりに気づく目を持つことが大切。
- こんな風にやってみよう:「隣のおばあちゃんが重そうな荷物を持ってたね。手伝ってあげられそうだったかな?」周りの人への気づきが生まれ、自然と行動できるようになります
- 気をつけたいこと:押し付けにならないよう、さりげなく伝えましょう
- 家でやってみよう:買い物に行ったとき、困っている人はいないか探してみるのも面白いかも
まとめ
こんな感じで、日々の生活の中で少しずつ実践していくと、きっとお子さんの中に思いやりの心が育っていきますよ。私の教え子の中にも、こんな風に育った子がたくさんいます。今では学校のムードメーカーとして、クラスのみんなから慕われているんですよ。
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