【富田林市】喜志・平町と梅の里の境界付近。緑に覆われたジャングルのような謎の場所があります
私が記事の執筆を始めて今日から4年目に入ります。しかし、歩けばまだまだ知らないスポットに出逢えるから不思議なものです。例えば春から夏にかけては、驚くほど勢いよく植物が育ちますね。縦横無尽に生えた雑草の山、多くは山の中など人里離れたところが多いのですが、先日、富田林の住宅街のすぐ近くで、もはやジャングルの秘境のようなところを見つけました。
場所は梅の里です。ちょうど喜志方面から道路を上がってきて、梅の里との境界線付近で見つけました。
こちらです。閉じられたゲートがあり、柵で中に入れないようになっています。
植物の成長がすごくて、ゲートの外にもあふれていますね。その先を見ても草が丘のように盛り上がっているようになっています。
柵の中の様子はよくわかりません。植物が盛り上がっていますが、もしかしたら崖になっているようにも見えます。誤っても足を踏み入れたら奈落の底に落ちそうです。まるで底なし沼ならぬ底なし植物の谷のようです。
梅の里は坂の上にあるので、坂を上りますが、途中で喜志七郷の平町方面を見ると低く田園地帯が広がっています。しかしその途中の柵の左側は植物が覆い茂っているので、正確な高さはわかりません。
少し先を見ると植物に覆われていないところがありました。
ここにようやく土肌のようなものが見えました。やはりかなり低い場所にあり、梅の里への道路からは結構な高さがありますね。植物の生い茂っているあたりは崖になっているのでしょうか?
ここで、梅の里への道路から右側に曲がれる道があったので、その道を進んでみると柵は無くなっていました。
柵の代わりは、ガードレールになっています。なだらかな崖になっているようで、覆い茂った木々が梅の里の住宅地に迫ってきているようです。
それにしても何のためにこんなものがあるのか気になりました。所有者が不明の空き地で放置されているのでしょうか?
ところがある所で、植物の底にわずかに水が溜まっているのを見つけました。
後日地図で確認すると、緑が多い茂ったところはちょうどブルーの四角いあたりに該当します。つまり緑に覆われた下には池があると考えられます。
ではため池なのかと思いましたが、さらに調べるとため池ではなく調整池のようでした。遊水池という表示もありますが、次の情報を見る限り調整池のほうが近いです。
富田林の地形図で町の下水管の様子を示した地図です。赤い線が下水で青い線は大量の雨が降って溜まった雨水を流すためのものです。そして四角い池のところに青い線がふたつつながっているので、雨水を四角い池に流すようになっていることを示しています。
記載がないのですが、このようにここは調整池と考えられます。調整池は宅地造成開発に伴って失われた保水機能を補うため、雨水を一時的に貯めて河川への雨水の流出量を調節することにより洪水被害の発生を防止する施設で、宅地造成地が多い河内長野でもよく見かけます。そのため調整池は普段は水が溜まっていないことが多く、夏場になるとジャングルのようには緑が生い茂ってしまっているようです。
もう少し歩くと竹林がありますが、もうここは調整池から離れています。
平町と梅の里の境界にある調整池
住所:大阪府富田林平町2丁目
アクセス:近鉄喜志駅からバス 梅の里住宅東バス停から徒歩3分
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