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【京都】福知山『大江山酒呑童子伝説』が残る『大江山』で鬼と頼光たちの関係を学ぶ!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都府の福知山市には、『大江山』という山があります。

大江山は、鬼伝説でも知られる山です。

また、その鬼退治にきたのが源頼光と言われています。

福知山市に入ると、あちこちで鬼さんたちが出迎えてくれます。

清和源氏の3代目で摂津源氏の祖としても知られる、源頼光

『お伽草子』や絵巻などにも伝説が残されているのが、源頼光が渡辺綱、坂田金時、碓井貞光、卜部季武の四天王と平井保昌を従へ丹波国大江山に酒顛童子を退治する物語です。

京都府福知山市内には、頼光らが立ち寄ったと伝わるゆかりの地が残っています。

酒呑童子や土蜘蛛を退治した英雄譚で知られている、源頼光

酒呑童子討伐の勅命. を受けた源頼光は、源満仲の子です。

源頼光たちは山伏(修験者)の姿をして、大江山へ入ります。

途中、川のほとりで血のついた着物を洗う姫君に出会います。

姫君に鬼の居場所を聞いた頼光たちは、鬼の仲間だといって近づき、毒酒をのませて自由を奪います。

そして、酒呑童子一党を殺しました。

『日本の鬼の交流博物館』があります。

「鬼とは何者か」に迫る、全国でも珍しい鬼に特化した博物館です。

博物館前には、高さ5メートル、重さ10トンの世界一巨大な鬼瓦が鎮座し、目印となっています。

「大江山」へは登山もできるようですよ!

鬼退治をした源頼光と頼光四天王。

さて、果たして酒呑童子とは、何者か?

一説には、当時流行っていた疫病のことなのでは、という。

平安時代に疱瘡が大流行し、路頭には死骸が連なっていたそう。

『大江山酒呑童子伝説』を体験してみてはいかがでしょうか?

『日本の鬼の交流博物館』
住所:京都府福知山市大江町仏性寺909
電話:0773-56-1996
休館日:毎週月曜(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始(12月28日~1月4日)

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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