春を告げる甘い香りの沈丁花【自分に優しくする3つの方法】
ふと気づけば今年が始まって2ヶ月が過ぎ、徐々に暖かくなって来た今日この頃。
甘くて懐かしいような香りに誘われて、あたりを見渡すとそこには沈丁花。
毎年この花を見つけると春の訪れを感じる。それと同時に、新生活が始まるワクワクするようなソワソワするような気持ちが蘇る。
四季を感じて暮らすということ
バスで移動しながら好きな場所で生活をする中で、今までは気づかなかったものに気付かされる。1日の中でこんなにも空を見ることがあっただろうか、道に咲いている花を見ることがあっただろうか、季節を感じることがあっただろうか。都会の生活の中で忘れかけていた「日本の素晴らしい四季」を今では全身で感じられている。
日常の中にも小さな幸せがあるということ
1日の終わり、眠りにつく前に目を瞑って考える「今日の幸せ」がいつからか習慣になっている。これは思いつくままに今日の良かったこと、HAPPYに感じた事を出来る限り細かく思い返す。例えば、「いつもより少しだけ早く起きれた」とか、「ご飯が美味しかった」とか。こうすることで、なんて事ない出来事にも感謝できるようになり、ほっこりした気持ちで眠りにつくことができる。今日の自分もなかなか悪くなかったなと思えると、明日を迎える準備が整う気がする。これは、気持ちが不安定な時や、少し嫌なことがあった日ほど効果的で、簡単な自分の為のナイトルーティン。
頑張りすぎないこと
頑張ろう!と気合いを入れるのは悪いことではない。むしろ、何かを頑張っている人ほど応援されるし、無気力なよりずっと評価されやすい。だからといってもっと頑張ろう!まだまだ!と思ってしまう頑張り屋さんによく起こりがちなプチ爆発。いわゆるオーバーヒート。
オーバーヒートという言葉を調べると
を指すらしい。
そもそも動作不良を起こす為に頑張っている人なんているはずもない。
それなら動作不良を起こさないために…、というより自分を大切にするために「頑張らない努力」も必要である。
ここでのポイントは、意外にも「頑張らない」ことは「頑張る」ことより難しかったりする。
いくら「頑張らない」と決めていても案外人ってものは頑張って生きているんだなと実感する。生きている限り「頑張っていない人」なんていない。そう考えると周りの人を尊重できるし、頑張りすぎないコントロールも少し簡単になる気がする。
春はもうすぐそこに
環境や心境の変化が目まぐるしくて、それでも頑張らなきゃ!と踏ん張りがちな春。変化に弱いからこそ、変化を楽しむ習慣を自分の中にに少しずつ取り込んでいく。
四季を楽しみ、小さな幸せを見つけて、頑張りすぎない。
今日の幸せは沈丁花という小さな春を見つけたこと。
まだ鼻に残る甘い香りの余韻を楽しみながらまたゆっくり歩きだす。
そんな啓蟄の日。