【日光市】雨がもたらす色彩の豊かさに感動 RAIN×NIKKO「日光の四季彩展」が開催中です
梅雨時期だからこそ出会える幻想的な日光の風景があります。
第3回写真出版賞 大賞受賞、他数々の受賞歴があり、写真と文学で綴る「百色図鑑」では写真出版賞 大賞受賞もされている四季彩写真家・北山建穂さん。
雨によって繊細な美しさをみせる日光の景色を切り取った写真展「日光の四季彩展」を鑑賞してきました。
日光市の中心市街地に位置し、世界遺産「日光の社寺」や温泉街「鬼怒川・川治温泉」へのゲートタウンとして観光客や地元民にも人気の道の駅「日光街道ニコニコ本陣」。ここは地元の新鮮な野菜や果物をはじめ人気のグルメ、そして選ぶのが楽しくなるようなオシャレなお土産も揃う「ニコニコマルシェ」、日光市ゆかりの作曲家・船村徹氏の功績やヒット曲を紹介する施設「船村徹記念館」等からなる複合施設です。今回ご紹介する「日光の四季彩展」は、「船村徹記念館」の1階展示スペースにて鑑賞することができます。
「船村徹記念館」。入館無料で展示ブースや視聴コーナーの他、音楽・舞台・公演などができる有料の多目的ホールも併設されています。
展示は時系列となっており、入口付近の展示から梅雨入りが始まり、暑さに向かうさまが季節の移ろいを感じます。
写真はどこの風景のものなのかを探し当てて、実際に足を運んでみるのも自分なりの発見があって楽しいですね。ちなみに私はニコニコ本陣から徒歩で数分の距離にある、二宮尊徳を学問・経営の神社として祀る「報徳二宮神社」へ行きました。
「被写体との出会いは一期一会です。1分1秒たりとも同じ色彩はありません。」と、穏やかな笑顔で話す北山さん。
雨で透けて透明に見える花びらがまるで繊細なガラス細工のようで、その美しさにため息ものでした。雨粒の重さで花びらが散ってしまうことが殆どだそうで、正にこの場所で、この時間に、この天候の元、巡り合えた色彩です。
日本人の持つ繊細な感性と、豊かな自然に恵まれた風土がもたらす独特な色彩文化。(125の和の色)こんなにも多くの色が存在し、想像を掻き立てられる色彩の世界があるとは知りませんでした。写真に添えられた文学が更に深みを出し、強い印象と共に色を感じます。どれも手放せない1冊です。
(右から)
・「空と氷と花の名前/¥1595」
・「雨と風と光の名前/¥1485」
・「百色図鑑/¥1815」
・「四季彩図鑑/¥1980」
発行:みらいパブリッシング
7月1日から7月12日までの間七夕企画があり、北山さんが今年5月に撮影したオーロラや日光の星空写真などが展示される予定だそうです。こちらも楽しみです。
移り行く季節を雨で感じながら、日光の風景を楽しんでみてはいかがでしょうか??
道の駅 日光 日光街道ニコニコ本陣
船村徹記念館
所在地:日光市今市719番地1
TEL:0288-25-7771
開館時間:9:00~17:00(最終入館:16:30)
休館日:火曜日(休館日が祝日の場合はその翌日)
HP