【鹿沼市】食べる・学ぶ・遊ぶ 地域の絆が創るみんなの居場所
「栃っ子こども食堂の集い」は現在、鹿沼市の8ヶ所と日光市の1ヶ所の子ども食堂が連携・協力をし、子供たちの育成環境を創っています。それぞれの子ども食堂に特色があり取り組み方も異なりますが、人と人との関わり合いを大切に、安心安全な交流の場を提供してくれます。
今回は2017年10月に設立した鹿沼市初の子ども食堂「森のこびと」に伺いました。
先ずは見ているだけで元気が出てきそうな栄養満点、ボリューム満点の彩り良い日替わり弁当からご紹介。料理上手なボランティアスタッフが腕を振るいます。
(イートイン/¥300ー テイクアウト/¥500ー)
※イートインの小学生以下は無料です。
この日の献立は、
・赤飯 ・ひじき ・鶏のトマトソース煮込み ・ズッキーニのグリル焼き
・フライドポテト ・サラダ ・野菜の天ぷら ・卵焼き
月に一度、ご厚意でJAかみつが青年部(上都賀農業協同組合)から季節の農産物を無料でご提供いただいております。
他県の農家さんから規格外野菜を提供してもらえるとの連絡が入り、ご温情で軽トラック1台分のキャベツを収穫させてもらったそうです。各子ども食堂に配布したり、定期訪問している家庭に配達したりと必要なところへ届けられます。
いつでも利用できるよう、市内の子ども食堂の開設日を被らないようにオープンしているそうです。また「地域の居場所」は、パパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃん、若者、誰でも利用できるし、子供だけでの利用も可能。子育て中のママには大変ありがたいシステムですね。
夏休みなどの長期休暇やイベント時には高校生ボランティアが参加をしてくれます。こちらは、手巻き寿司作り体験。家庭や学校以外で、いつもとは違うメンバーで学ぶ体験学習も「面白い」と子供たちから人気です。学習支援もあり、併設された「学習てらこや」にて宿題や復習といった勉強のサポートもしてくれます。
栃木県で第一号の絵本専門士であり、人形劇が好評の図書館ボランティアや、子育て支援事業の立ち上げなど、数々のサポート事業に携わってきた森のこびと代表・加藤さん。
「森のこびと」を運営していく上で様々な課題に直面しますが、初志貫徹の精神でサポートが必要だけど「届かない声」にも目を向けて精力的に活動されています。
私も地域の一部として、子供たちも同じ時間を共有できる仲間に会うために、また子ども食堂を訪れたいと思いました。
「みんなで食べるともっと美味しい!」笑顔を、会話を、つなげてみてはいかがでしょうか??
森のこびと
所在地:鹿沼市仁神堂町344-1
開設日:毎月第二・第四月曜日
開設時間:16:00~19:00
TEL:080-5486-2726