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NBA高年俸シューティングガードBEST5

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 先日、NBA高年俸ポイントガード5名を紹介したので、今回はシューティングガードのTOP5をご紹介したい。

フィニックス・サンズの一員となったブラッドリー・ビール
フィニックス・サンズの一員となったブラッドリー・ビール写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 1位は2012年にドラフト全体3位でワシントン・ウィザーズにコールされたブラッドリー・ビール(30)。11シーズンをウィザーズでプレーしたビールだが、今季はフィニックス・サンズに移籍。彼の年俸は4674万1590ドルである。

 プレイオフには5度出場したビールだが、ウィザーズはそこで勝ち上がれるチームではなかった。サンズでの彼の活躍に期待したい。

スモールフォワードとしてもプレー出来るジョージ
スモールフォワードとしてもプレー出来るジョージ写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 2位はロスアンジェルス・クリッパーズのポール・ジョージ(33)で、4564万84ドル。2010年のドラフト全体10位としてインディアナ・ペイサーズ入り。以後、7シーズン、インディアナでプレーし、その間にプレイオフ出場を逃したのは一度のみ。2年間在籍したオクラホマ・サンダーを経て今季はクリッパーズのユニフォームを着て5シーズン目となる。

トンプソンはLA出身だ
トンプソンはLA出身だ写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 3位は4321万9440ドルのクレイ・トンプソン(33)。2011年のドラフト全体11位でゴールデンステート・ウォーリアーズの指名を受け、ずっとウォーリアーズ一筋でプレーしてきた男だ。ステフィン・カリーの相棒として、4度NBAチャンピオンの座に就いたベテランである。2019年からの2季は右足のアキレス腱断裂というケガを負ってコートを離れたが、円熟味を増しつつある。

ブルズの背番号8、ラビーン
ブルズの背番号8、ラビーン写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 4位はシカゴ・ブルズのザック・ラビーン(28)で、4006万4220ドル。名門UCLAを1年で中退してアーリーエントリー。全体13位でミネソタ・ティンバーウルブズから声が掛かってNBA入り。3シーズン、ミネソタに属していたが、2017年よりブルズのユニフォームを身に纏っている。

 2021年の東京五輪では米国代表として来日し、金メダルを獲得している。今季を飛躍の年とすることが出来るか。

躍動感溢れるブッカーのプレー
躍動感溢れるブッカーのプレー写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 5位はフィニックス・サンズのデビン・ブッカー(26)で、3601万6200ドル。前出のビールとレギュラーの座を争う、というよりは、どちらかがポイントガードとなり、同時にコートに入るのではないか? という気がする。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 ミルウォーキー・バックスに敗れたものの、2021年にNBAファイナルまでサンズを導いた姿は記憶に新しい。

ハーデンはCJ・マッカラムに次いで7位
ハーデンはCJ・マッカラムに次いで7位写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 調べてみて個人的に意外だと感じたのは、ジェームズ・ハーデンがベスト5入りしなかったことだ。さて、今季「ベストSG」と呼ばれるのは、誰となるだろうか?

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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