【京都市】右京区『嵐山』の観光名所『渡月橋』のそばにある商売繁盛の神&大堰川を守る『大井神社』とは?
京都の観光名所の一つで有名な『嵐山』。
竹林や天龍寺、野々宮神社や渡月橋、また福田美術館などもあり、様々なジャンルに渡って本当に見るところがいっぱいあります。
「高津商会」の本社も「太秦」という近い場所にあるため、帰り道にほっこり寄り道をして帰るときもある場所です。
その中でも、まず絶対と言っていいほど行くのが『渡月橋』。大堰川にかかる橋です。
亀山上皇が、橋の上空を移動していく月を眺めて「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べたことから渡月橋と名付けられたそう。
『渡月橋』のそばにある『法輪寺』について記事を以前に書いたことがありますので、そちらも御参照ください。
その「法輪寺」とは橋の反対側にある「大井神社」。
渡月橋の北詰に鎮座されている『大井神社』。
レンタサイクルや土産物などが並ぶところにその鳥居が突然現れます。なんども何度も訪れている嵐山。海外からのお客様のご案内で本当に週に何度通ってきたことでしょう。
しかし、この鳥居の存在は知っていれど、実際に神社でお参りをしたことがなかったので、ご参拝させていただきました。
創建年代は不詳だが、8世紀ごろには記録があるようで1000年以上の歴史がある由緒正しい神社です。
大堰川の守り神、また商売繁昌の神として古来住民の信仰の厚く、またこの辺りをおさめていた豪族である秦氏や角倉了以の信仰も厚かったそうです。
一説として秦氏が葛野大堰を築き、暴れ川として知られていた「大堰川」を開拓した際に治水神として祀ったのが創祀とも言われるそう。
御神祭の「宇賀魂神」とは、八百万の神の中で代表的な食物神で、全国の「稲荷神社」で祀られる神さまです。「お稲荷さん」です。
「お稲荷さん」といえば、伏見の有名な「伏見稲荷大社」、こちらも渡来系氏族の秦氏による創祀と言われています。
嵐山の渡月橋近くにある「大井神社」が商売の神様であることにも納得ですね!
別名、堰神社、大堰神社、大橋神社とも呼ばれる「大井神社」で、少し足を止めてみると古代ロマンを感じられるかも知れませんよ〜
大井神社
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町36