指示命令と服従の心理学:アメフト危険タックル問題から
■真面目で良い学生?
アメリカンフットボールの反則タックル問題が大きな話題になりました。世間の評価としては、大学(大人)側は、真実を隠しているようだし、煮え切らないのに比べて、タックルをした学生はとても誠実で潔いとされているようです。
しかしその良い学生が、指示されて(指示されていると思って)、ひどく危険な反則タックルをしてしまいました。本人は、とても反省しています。こんな大問題になる前から、反則で退場にされた直後から、彼は涙を流すほど後悔しています。そんな彼でも、あの時は指示命令に従ってしまったわけです。
他の選手たちも今回のことをふり返り、「私たちは、監督やコーチに頼りきりになり、その指示に盲目的に従ってきてしまいました〜深く反省しています」と声明を出しています。
けれども、人が命令や指示に従ってしまうのは、反省すれば直るようなことなのでしょうか。もっともっと人格的に優れていたり、精神力の強い人なら、従わないで済んだのでしょうか。
社会心理学は、そのような個性を超える環境の力を考えます。
■指示命令と服従の心理学
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