ラーメンではなくダーメン。博多が発祥なのか、あるいは全国でここだけなのか。その味わいやいかに。
ダーメンとは?
福岡市東区を走る3号線から、福岡直方線へ入り土井を抜けたあたり。道路沿いに不思議な看板が目に入る「博多ダーメン屋」というお店が。ラーメン屋なのか?と思いながらも謎は深まるばかり。車で通りかかると興味津々に立ち寄りたくなるお店。随分前からあるようですが、お店前には駐車場もあり入りやすい。地元民には結構知名度も高い、そんなお店にふらっと立ち寄ってみました。
ダーメンの歴史
創業は昭和26年に遡り、博多大浜の「八千代食堂」に端を発するとのこと。その後、昭和40年に筑港本町にラーメン専門店として開業し、昭和55年に糟屋郡粕屋町江辻(このお店)へ本店を移す。その際に一度聞いたら忘れられない力強い屋号を考えたのが「博多ダーメン屋」だそうです。
かなりの長い歴史を持つお店なんですね。現在は、この粕屋町の本店と、築港本町の八千代支店が営業しているようで、この2つのお店で「ダーメン」がいただけるようです。これは博多発祥、全国でもここだけに存在するメニューですね。
カウンターに腰かけ、メニューを見るとびっくり。その数はいったいどれだけあるのだろう。トッピングの組合せまで含めると200以上なのだとか。
正確にはわからないですが、大きく分けると、豚骨、味噌、バター、カレーとあります。さらには北海道風醤油やみそバターもあり、兎に角メニューが多く、どれにしようか迷ってしまう。名前もですがメニューもインパクト大。
カレーダーメン
悩みに悩んだ挙句、気になるお店の気になるメニュー。カレーダーメンをいただきます。カレーの香り漂う綺麗な仕上がりとなっています。キクラゲにネギ、煮卵に海苔、そしてナルト。トッピングも充実してますね。
スープのベースは豚骨でしょうか。カレーの風味が美味しくて、これはこれでラーメンなんだなぁと思ってしまう、いやいや、これはオリジナルのダーメンです。結構スッキリいただける美味しい味わいです。
麺はオーソドックスな中細麺。コシもありスープとの相性もバッチリ。アレンジは効いてますが、ベースの味わいはしっかりできているのでしょうね。
美味しく食べ進めたのでサクッと替玉。カレーダーメンがこの美味しさなので、他のメニューも食べてみたいですね。
これはインパクトある博多のオリジナルラーメン。ラーメン王国の博多では、老舗も新鋭ラーメンも数多く存在しますが、長年にわたり続くお店は、その歩んできた歴史と共に愛された味があります。やはりは博多のラーメンは奥が深い、そう思おう「博多ダーメン」でした。
博多ダーメン屋本店
住所:福岡県糟屋郡粕屋町江辻932−5
営業時間:11時00分~15時00分
17時00分~20時00分
月曜日 11時00分~15時00分
定休日:火曜日
駐車場:有