デビューから5年で4度のシーズン35本塁打以上は、プーホルスに続く史上4人目
8月9日、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)は、4回裏にシーズン35本目のホームランを打った。
アロンゾは、今シーズンがメジャーリーグ5年目だ。過去4シーズンは、それぞれ、53本塁打、16本塁打、37本塁打、40本塁打を記録している。
ESPNスタッツ&インフォによると、最初の5シーズンに35本塁打以上が4度は、ラルフ・カイナー、エディ・マシューズ、アルバート・プーホルスに続き、アロンゾが4人目だという。
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アロンゾのメジャーリーグ2年目、2020年のレギュラーシーズンは、新型コロナウイルスのパンデミックにより、1チーム60試合に短縮された。アロンゾは、メッツの3.75試合に1本のペースでホームランを打ったので、162試合に換算すると43~44本となる。
来シーズンが終わると、アロンゾは、FAになる。今オフ、メッツは、アロンゾに延長契約を申し出るかもしれない。ただ、四球率は、どのシーズンも10%前後。低くはないが、ずば抜けて高くはない。出塁率.360以上のシーズンはなく、今シーズンは.321だ。一塁の守備は平均を下回り、2025年の開幕時には30歳となっている。長期の大型契約に値するかどうかは、一考の余地がありそうだ。
カイナーの通算本塁打は400本に届かなかったものの、メジャーリーグ1年目から7年続けて本塁打王を獲得した。マシューズとプーホルスの本塁打王は、2度ずつ。2年目と8年目(1953年、1959年)、9年目と10年目(2009~10年)だ。アロンゾは、1年目の2019年に本塁打王となった。今シーズンは、マット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)に次ぐ、ナ・リーグ2位に位置している。その差は5本だ。
カイナーとマシューズは、殿堂入りしている。プーホルスも、そうなることは間違いない。2人違い、最初の投票で選出されるだろう。
今シーズン、アロンゾより多くのホームランを打っているオルソンについては、こちらで書いた。