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子どもの日におススメ!子どもが楽しめる「おもちゃの片づけ」やり方とコツ

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

子どもに片づけができるようになってほしい。だけど「片づけなさい」と言いすぎたりきっかけを間違うと、逆に片づけ嫌いになってしまうことがあります。そこで今日は子どもが片づけを楽しんで行う方法です。

子どもの片づけは、好きなモノから始めるのが一番

子どもに片づけをして欲しいと思うと、散らかっている状態を解消することに目が向きがちです。

毎日生活をしていると、使ったモノを元に戻すという後片づけは必ず必要ですが、いつもそればかりではおもしろくありません。

そこで子どもの日は、子どもに自分の大切なモノを収納する場所や方法を考えてもらってはいかがでしょうか。

例えば、子どもが大事にしているおもちゃ。大人にとっては散らかる原因にしか見えないかもしれません。「片づけて!」と言ったところで解決するわけではないので、

「おもちゃのおうちを作ってみない?」
「車(おもちゃ)の駐車場を作ろう」
「このおもちゃ、遊ぶとき取り出しにくくない?」
「もっとスッキリ、使いやすくする方法を探そう」

などと声をかけ、収納場所や方法のアイデアはSNSなどで検索します。

収納方法の検索のコツ

すでにパソコン、スマートフォン、タブレットなどを使うことができるのであれば

収納したいおもちゃの種類や名前・収納

と検索すれば、たくさんの情報が出てきます。

100均グッズで考えたいというのであれば

おもちゃの種類や名前・収納・100均

などと、追加で情報を入れると具体的なヒントが出てきます。

子どもにとっては、記事よりも画像で検索したがイメージが湧きやすいし、動画の方が理解しやすい子どももいます。

検索して出てきた多数のアイデアの中から、どれが一番子どもの好みで現実的(予算やサイズ)で出し入れなどがしやすいかを考えます。

子どもと最善な方法を探すのは、子どもは意外と喜び後片づけをしてくれる可能性も大きくなります。

お気に入りの収納を見つけ、サイズが大丈夫か確認する長男(当時小4)
お気に入りの収納を見つけ、サイズが大丈夫か確認する長男(当時小4)

検索して購入したケースと無事に収納できたおもちゃ
検索して購入したケースと無事に収納できたおもちゃ

我が家の長男も、自分で考えたおもちゃの収納だけはずっとキレイをキープできていました。

ただ漠然と棚全体の収納や部屋全体の収納を考えるのは大変です。まずは子どもの一番大切なおもちゃの収納から始めるのがよいでしょう。

検索で収納アイデアを集める時の注意点

収納情報をで検索集めることができるのは大変便利ですが、注意点もあります。

★サイズ

気にいった棚やケースを見つけた時、そのまま購入し使いたくなりますが、サイズが一番大事です。気に入った情報を丸ごとマネするのではなく、自分の家の中で同じイメージを再現できるよう、出し入れの動きをシミュレーションし、サイズは丁寧に計測しましょう。

ネット上で、棚やケースを購入する場合は、サイズが明記されている商品をいくつか比べることができるので、じっくり考えることができます。

100円ショップのプラスチックかごを活用する人も多いでしょうが、たとえ100円でもサイズを間違えて買ってしまうと、使えないモノを増やしてしまうことになるのでサイズの正確な計測は重要です。

★テイスト

家、部屋の雰囲気に合う収納を選ぶと、統一感も生まれます。そのために素材と色選びが大事です。

布や木などのあたたかみのある雰囲気が好きなのか、それとも手入れのしやすさを考えプラスチックなどがいいのか、子どもの好みと親の好む素材や色が一致すれば一番よいですが

子どもにはとりあえず好みのモノを探してもらい、その中から最終的に親が決めるか、小学校高学年であれば親があらかじめ素材や色などの条件を出してもよいと思います。

★一気に完成させようとしない

気にいった収納アイデアを見つけても、それを実際に再現するために焦りは禁物です。本当にそのアイデアで、おもちゃの出し入れがしやすくなるのか、サイズやテイストは大丈夫なのか、予算などじっくり考えましょう。

棚などを買う場合は、棚の中の細かいモノを入れる収納は、慌てて完成させることを目指さず一旦家にある空き箱などを活用し仮決めでもよいです。

少しずつ子どもの様子などを見ながら完成させることで、失敗のない子どもが後片づけしやすい収納が完成します。

検索して出てくる情報の中には、子どもの好みや条件にピッタリ合うモノはなかなかないかもしれません。

しかし、様々な情報をヒントにし、自分がよいと思う情報を選びそれを元に自分の身の回りを整えることは、将来は自分でしないといけない「自分の暮らし作り」の第一歩になるのです。

「自分の大切なモノを大切にする」これが片づけのスタート

我が家では、これまでおもちゃやマンガ、ランドセルの収納などを子どもと考えてきました。

ランドセルや教科書を入れるラックを組み立てる子どもたち
ランドセルや教科書を入れるラックを組み立てる子どもたち

私が大切にしているのは、4人の子(高3、高1、中2、小6)を「片づけができる子」に育てるのではなく「必要なモノを選び管理できる子」に育てることです。

そのために今は大切なモノの管理の楽しさを教えたいので、「片づけなさい!」より、モノが増えすぎたら必要なモノを残すようにしたり、収納方法を考える時間をできるだけとるようにしています。

現在高校生になった長男は、自分の大好きなスニーカーの収納などを自分で検索しています。自分の大切なモノを管理する喜びを感じ、身の周りを整えることを楽しんでいるようです。

まだ子どもが片づけができなくてイライラすることもあるでしょうが、今は自分の好きなモノを管理する楽しさを少しでも味わってほしい時期です。

今日は子どもの日、普段は散らかっていることが気になる大人も、子どもの必要なモノ・大切なモノを普段より大切にする時間にしてはいかがでしょうか。

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★藤原友子★

小中高の4人の子育て&いつもキレイじゃないけど

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小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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