Yahoo!ニュース

【ゴルフ】東京オリンピックゴルフ競技 女子日本代表は畑岡奈紗と稲見萌寧の2名

野洲明ゴルフ活動家

東京オリンピック 女子日本代表は畑岡奈紗と稲見萌寧

東京オリンピック 女子日本代表は畑岡奈紗と稲見萌寧東京オリンピックゴルフ競技女子日本代表が決定した。日本代表となる2名は、畑岡奈紗(ハタオカナサ)と稲見萌寧(イナミモネ)。米女子ツアー3勝の日本のエースと、今季日本女子ツアーで勝利を重ねる賞金女王候補となった。

畑岡奈紗

1999年1月13日生まれ。高校卒業して日本ツアーを経ずに米ツアーへ挑み、計3勝。日本ツアーにスポット参戦した時は、プロ入り後22戦5勝と高い勝率を誇る日本のエース。

2016年、アマチュアだった高校3年生で烏山城カントリークラブで開催された日本女子オープンを制覇。この時の最終日パー4の18番ホールはバーディー。池越えの第2打と、下りのラインを強気に攻めたバーディーパットは、その後の世界での活躍を大いに予感させるものとなった。

稲見萌寧

1999年7月29日生まれ。日本女子ツアー通算7勝。今年に入って5勝。今、日本女子ツアーで最も強い選手。そして、その強さを支えるのがショットの精度。パーオン率が今季(2020年2021年統合)2位(6月27日現在)、昨季が1位だ。

畑岡や渋野日向子などの黄金世代と、日本代表入りを争った古江彩佳などのミレニアム世代の間の世代の「はざまの世代」と言われている世代の選手。

霞ヶ関カンツリー倶楽部

日本オープンや日本女子オープンなどが開催されてきたコース。毎年日本ジュニアの会場となっているコース。東コースと西コースがあるが、オリンピック開催コースは東コースで、オリンピックのために改修された。

畑岡も稲見も日本ジュニア出場歴がある。日本ジュニアは西コースで開催されることが多いが、東コース開催となった2015年大会には稲見も畑岡も出場している。それから改修されてはいるものの、コースを経験しているのは大きい(2015年大会は稲見が2位で畑岡が6位タイ)。

メダルに期待

オリンピック開催に関しては様々な声がある。しかし、出場するアスリートが口をそろえて言うのは「開催されるであればそこに向けて最大限努力するだけ」。ゴルフファンも、ゴルフ競技が開催されるのであれば選手を応援するだけだ。

コースや暑さ。地の利がある畑岡と稲見には大いに期待して良いだろう。畑岡は、今月開催された全米女子オープンでプレーオフに進みながら敗れた。この悔しさをカスミにぶつけて欲しい。

<関連情報>
畑岡 奈紗(GOLFERS SUPPORT)
稲見 萌寧(GOLFERS SUPPORT)

ゴルフ活動家

スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとに、論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。ラジオドラマ脚本執筆歴もあり。

野洲明の最近の記事