まさに先導者!源平合戦・屋島の戦いを勝利へ導いた男「源義経」徳島県に伝わる伝説の地・旗山とは
奇抜な戦略で相手の度肝を抜くのが得意だった平安時代の武将・源義経。
断崖絶壁の崖を馬で駆け下りて威圧することで人数有利だった平家軍を退かせたり、甲冑を身に着けたまま6メートルも飛ぶなどの伝説を残しています。
人間離れした伝説を持つ義経は戦の才能にも長けており、とくに屋島の戦いでは彼の戦略が勝敗を大きく分けました。
決戦場となる屋島にいる敵の背後を取りたかった義経は、兵馬を秘密裏に四国へと上陸させたのです。
暴風雨が吹き荒れるなか辿り着いたのは、徳島県にある小松島でした。
その後、上陸した義経は源氏のシンボルであった白旗を掲げて、兵たちの士気を上げたいう伝説が残っています。
ちなみに、白旗を立てた場所は「旗山」とよばれ、現在の地名としても残っており、周辺には源義経騎馬像や義経が戦前に休憩したとされる「くらかけの岩」などがあります。
上陸後、義経らは屋島への進軍を開始。
この時に通った道は「義経街道」とよばれ、現在、一部は「義経ドリームロード」と名付けられ、車で移動しながら観光することが可能です。
こうした作戦が実り屋島への奇襲が成功した義経らは、続く「一ノ谷の戦い」でも順調に戦い抜き、勝利しました。
■源義経像がある旗山
【住所】徳島県小松島市芝生町宮ノ前