今シーズン限りで引退した韓国女子プロゴルファーのキム・ハヌルが、韓国経済紙「毎日経済」のインタビューで第2の人生に関する様々な質問に答えている。

　韓国ツアー通算8勝、日本ツアー6勝のキム・ハヌルは2021年の日本女子ツアー「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」を最後に引退を表明。帰国後は韓国女子ツアーの最終戦に出場して、選手やファンにお別れを告げた。

　インタビューでは引退した理由について「急に決めたわけではなく、2年前からいつ引退すべきか悩んでいました。韓国でずっとプレーしていたら辞めていたと思います。韓国ツアーは年齢層が若く、自分が年長者の感じがあり、長らくいると後輩たちに申し訳ない気持ちになっていました。韓国は米ツアーや日本ツアーに比べて、シードのカテゴリーが低い。日本ツアーは上位争いする選手たちの世代交代があっても、まだベテラン選手たちがいい試合を見せている」と改めて語った。

　現在は「ゴルフ以外の様々な分野に挑戦する姿を見せたい」と自身の公式YouTubeチャンネルを開設。今後はゴルフファッションやメイクアップの方法、レッスンなどのコンテンツを増やしていく予定だという。

芸能事務所からラブコールがあった？

　また、「有名芸能事務所からラブコールがあったと聞きましたが」という質問に対してはこう答えた。

「『YG KPLUS』というモデル・役者のマネジメント会社からオファーがあり、協議を重ねましたが契約には至りませんでした。どうしてもYouTubeやテレビ番組出演などに関心があり、ウェアや用品契約が自由にならなかったんです。当面は自分がやりたい活動をしていく予定です」

　“スマイル・クイーン”の愛称でファンから親しまれ、身長170センチと長身でスタイル抜群。モデル事務所からのオファーがあっても珍しくないが、2022年は自分がやりたいことを優先すると決めているようだ。

　多くのファンが気になる結婚に関する質問もあった。

「結婚の計画はありますか？」という質問については、「当然、結婚への考えはあります。でも、いつになるかは分かりません。ツアーに出ていたときはタイトなスケジュールで、恋愛や結婚を考えることが難しかったです。今は時間的な余裕があります。この年になった会わない人がいないと言えば嘘になります」と語っている。

「若い時は男性の外見ばかり見ていた（笑）」

　33歳のキム・ハヌルに結婚のことは常に頭にある。ただ、ようやくツアーから離れて新たなことを始めている今のタイミングではないということだろう。

　しかし「会わない人がいないと言えば嘘になる」と語っており、「会っている人はいる」という事だ。

　理想の男性像について聞かれており、それにはこう答えている。

「若い時は外見ばかり見ていました。身長が大きくてイケメン（笑）。今は中身が美しい人、配慮ができて理解力がある人いい。でも中々、それを探すのは難しい。もっと自分からいい人にならなければいけないと思っています」

　年齢を重ねるごとに理想の男性も変わってきたのだというが、出会いはそう簡単ではないと正直に話している。

　それでも今後の目標は「いい結婚をしたいし、新たなキャリアを探していきたい」と意欲は満々。ツアーから離れたとはいえ、2022年も新たな話題を日本にも届けてくれそうだ。