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自己啓発セミナーは意味がないのか? 自己啓発セミナーで結果が出ない人へ。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。



今日は、
「自己啓発セミナーで結果が出ない人へ」というテーマでお話したいと思います。


自己啓発セミナーとは、ひとことで言うと、
心をあつかい、自分に新しい気づきを与えることを目的としたセミナーのことです。


自己啓発セミナーは、大きく分けると2種類あります。
ひとつめは、ビジネスセミナーです。
セールスやマーケティングを習いたい人向けのセミナーです。
ふたつめは、心理セミナーです。
人の心を理解したい人や自分を癒したい人向けのセミナーです。


「自己啓発セミナーで結果が出ない」と仰る人は、ズバリ、行動しない人です。そういう人は、セミナー中は、気分を高揚させますが、セミナーが終わったら、今まで通りの生活をします。そういう人は結果が出ません。


よって、自己啓発セミナーに参加して結果を出したいのなら、
今までやっていた悪しき習慣とおさらばし、
空いた時間にセミナーで習ったことを始めることです。そうしたら結果が出ます。


くり返しになりますが、自己啓発セミナーで結果を出したいのなら、行動するべきです。
それが、結果が出ない人に対する、私からのアドバイスです。


続いて、
「自己啓発セミナーに参加しようか?」と思ってらっしゃる方へ、
悪質な自己啓発セミナーの見分け方をご紹介します。


悪質自己啓発セミナーは、必ずと言っていいほど次のような手口を使っています。


1.セミナーの参加費が非常に安い、もしくは無料。特に、「何万円のところ、今回に限り、何千円もしくは無料」と謳っているところは要注意です。
2.参加すると、気分を高揚させ、次の高額セミナーに参加するよう煽る。今、この場で参加しないと損だと思わせる。
3.参加者の不安やコンプレックス(劣等感情)を刺激する。


以上です。


中には、今言った3つがあてはまっていながらも、良いセミナーであることはありますが、悪質なセミナーは、必ずと言っていいほど、今言った3つ全てがあてはまっています。どうぞお気をつけください。


「安いから」もしくは「無料だから」という理由で参加した筈なのに、「気がついたら、高額セミナーに申し込んでいた」ということのないよう、バックエンドセミナーに申し込みする際は、いったん家に帰って、頭を冷やしてから、もしくは、家族や友人に相談してから、参加を決めたほうがいいかと思います。


また、借金してまで自己啓発セミナーに参加しようとされる方がいらっしゃいますが、それは絶対にやめたほうがいいです。私は絶対という言葉は滅多に使わないのですが、ここは強く言っておきたいと思います。借金までして元が取れるセミナーなど、世の中にないということは、どうぞ覚えておいてください。


それから、自己啓発セミナーには、あまり参加しないほうがいい人…という人が世の中にはいらっしゃいます。それは感情の起伏が激しい人です。こういう人は、セミナーに参加したあとは、しばらく高揚感から躁状態が続く恐れがあり、借金したり、今までの穏やかな人間関係を壊してしまいかねないので、出来れば、参加を控えたほうが賢明です。


その他、「自己啓発セミナーに行ってみたら、実はネットワークビジネスだった、新興宗教だった」ということもありますので、行く前は、「主催者がどのような人なのか? どのような団体なのか?」よく調べて行くと良いでしょう。


私(竹内成彦)は、心理カウンセラーとして、
自己啓発セミナーに行って、帰って来てしばらくは躁状態が続き、そのあと深い鬱状態に陥ってしまった…という人を幾人も見た経験がございます。そういう人は、躁状態の時に、今まで時間をかけて構築した人間関係を台無しにしていたりします。この記事をお読みの方には、そのような愚を起こして欲しくないです。


最後に、自己啓発セミナーに限らず、セミナーに参加する際は、「自分は何のために、そのセミナーに参加するのか?」目的をしっかり持って、参加すると良いでしょう。そうすれば、自己啓発セミナーに参加して結果が出ない…というようなことはなくなるかと思います。


というわけで、今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。


      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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