シャンプーで洗う!フェイクムートンのブーツの洗濯
こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。
足元を寒い冬から守ってくれるムートンのふわふわブーツ。
リアルムートンのブーツを自宅で洗うのは難しいですが、ムートンに似せて作られたフェイクムートンであれば自宅で洗えるものも多いです。
本日はそんなフェイクムートンのブーツを自宅で洗っていきます。
あたたくてかわいいブーツですが、街中では残念ながら薄汚れたブーツが目立ちます。
クリーニングに出すと高額なフェイクムートンのブーツなので頻繁に洗えないと思っていませんか?
じつは自宅で手軽に手洗いできる場合もあるんです。
ムートンとフェイクムートンの違い
ムートンの原料は羊の革です。
想像すると怖いんですが、羊の皮をむいてひっくり返した形状のもの。
要するに皮の部分が外側に、羊毛の部分を内側に使った素材です。
暖かく保湿性に富んでいるのが特徴です。
デメリットとしては「重い」ことと天然の革なのでブラッシングなどの「手入れが必要」なこと。
フェイクムートンはその名のとおりムートンに似せて人工的に作られており、スエードを模した人工の素材とフェイクファーを合成してつくられています。
素材はポリエステルががほとんどで、本物に比べて温かさは劣りますが軽いくて手入れが簡単なことが特徴です。
デメリットとしては湿気も逃しにくいのでカビなどに十分注意しなくてはいけません。
ちなみに今回洗うのは無印良品のフェイクムートンです。
まずは洗濯表示マークをチェック
自宅で洗える素材なのかどうかは洗濯表示マークをチェックします
今回は洗濯機を使いませんが、1、2のマークがついていれば洗濯機で洗うことが可能です。
3、は手洗い
4、は水洗い不可のマークなので、自宅で洗うには注意が必要です。
ただ、洋服には必ずついている洗濯表示マークですが、靴やブーツにはつけられていないことが多いです。
今回の無印良品のフェイクムートンのブーツにも洗濯表示マークは記載されてなかったです。
そういう時は素材で判断します。
ポリエステルなどの化学繊維、綿なのど植物性の天然繊維は水に強いので洗える可能性が高いです。
ただ、靴底を糸ではなくて接着剤でくっつけている靴やブーツは長時間水につけると接着剤が剥がれる恐れもあるで、念のために長時間水につけるとことは厳禁。
個人的には雨の日に靴底が剥がれて履けない靴はないと思うので、短時間だったら水を使っても問題ないと思っています。
短時間で洗うためにシャンプーを使う
シャンプーは泡立ちがよく皮脂などの汚れをよく落とす反面、泡たちすぎるために洗濯機では使えません。
だけど、手洗いの場合は洗浄力も高く素材にも優しいいシャンプーが洗濯にも使えます。
シャンプーはおしゃれ着用の中性洗剤よりも汚れを素早く落とし洗浄力も高く漂白剤も蛍光増白剤も使用されていないので、幅広い素材に使えます。
あまり汚れていない様なら、おしゃれ着用洗剤を使ってもいいですが、ブーツの場合は地面に接するものなので、より洗浄力の高いシャンプーを使うことにします。
ムートンブーツの洗い方
【使用するもの】
・シャンプー(おしゃれ着用洗剤でも可)
・柔軟剤
・ブラシ(歯ブラシでも可)
・スポンジ
・ブーツがすっぽり入る容器
今回洗うブーツは薄い色合いなので汚れがよく目立ちます。
全体に黒ずんでいる状態。
1、洗う前準備
つま先など、汚れがひどい場所についた泥などをブラシなどではらっておきます。
2、シャンプーを溶かす
容器に水をためてシャンプーをよく溶いておきます
シャンプーの量は、バケツいっぱいにつき2〜3プッシュくらいが適量
どの洗剤をチョイスするにしても大切なのは、洗いものを入れる前に洗剤を水によく溶いておくことです。
フェイクムートンを入れた後に洗剤を入れるとシミになる危険性が高くなります。
3、浸けこむ
洗浄力を上げるというよりは、部分的に水染みができないようにブーツ全体に液が浸かるように洗剤液に10分ほど浸けこみます
4、スポンジでこすり洗い
100円ショップなどで販売されているスポンジでOK。
柔らかいスポンジで全体をまんべんなくこすり洗いします。靴底はスポンジの硬い面で洗っても大丈夫です。
5、すすぎ
汚れが落ちたら泡が完全に出なくなるまで流水ですすぎます。
6、柔軟剤
柔軟剤は使っても使わなくてもいいですが、静電気気になる人は使ってください。
指定量の柔軟剤を水に溶いて、約5分ほ柔軟剤に浸けて、すすぎはしません。
7、脱水
脱水はタオルドライ。汚れてもいいタオルで水気を拭く適度にします。
型崩れさせない干し方
洗った後のブーツの中に丸めた新聞紙を詰め込んで干します。
新聞紙が水気を吸ってくれるので、早く乾いて型崩れも防いでくれます。
ちなみに新聞紙を入れない場合は完全に乾くまで2〜3日かかりますが、新聞紙を入れると冬でも1日で乾きました。
新聞紙は消臭効果もあり、洗濯で取りきれなかった臭いも完全に取ってくれるので新聞紙おすすです。
完全に乾くまで日陰で干します。
※途中で中の新聞紙を取り換えるとさらに早く乾きますよ!
フェイクムートンブーツの洗濯 まとめ
どうでしょう、気になっていたつま先の汚れもしっかり落ちてきれいになりました。
全体に一皮剥けた様に白くなって、新品のような清潔感が戻ってきました。
仕上げに洋服ブラシなので毛並みを整えてやると艶感がでて高級感も増します。
暖かい分、蒸れて臭いが気になるフェイクムートンのブーツ。
水洗いすると汚れも臭いもスッキリ落ちて気持ちいいっ!
内部もふんわり洗えています。
ふんわり洗えたブーツは暖かさが格段に増しますので、よかったらフェイクムートンブーツの洗濯ににチャレンジしてみてくださいね。
※洗濯表示マークがないブーツを洗う場合は、あくまでも自己責任でお願いいたします。