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石川 温の「スマホ業界新聞」

2020/09/19（vol.388）

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《目次》

1．Apple Watchをキッズケータイ的に使える「ファミリー共有設定」

━━日本の法律は世界のイノベーションに対応できているか

2．菅総理「4割値下げ」圧力にキャリアは戦々恐々

━━キャリアの大幅値下げにMVNOは生き残れるのか

3．J:COM MOBILEがiPhone SE 64GBモデルを実質無料で販売

━━KDDIの特定関係法人リストから除外されているメリット生かす

4．今週のリリース＆ニュース

5．編集後記

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1．Apple Watchをキッズケータイ的に使える「ファミリー共有設定」

━━日本の法律は世界のイノベーションに対応できているか

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今週、アップルのスペシャルイベントが開催された。なかでも注目したのは、Apple Watch SEと「ファミリー共有設定」だ。これまでiPhoneとセットでしか使えなかったApple Watchが独立し、セルラー版なら、単独で利用できるようになった。アップル版のキッズケータイやらくらくフォンとして、iPhoneを持つには早い子供や、転倒検知や体調をチェックしたいシニアに重宝されることだろう。

個人的にも、将来、子供にケータイを持たせるなら、Apple Watchにさせるつもりだ。

アップルがこうした革新的なデバイスを出したことで浮き彫りになったのが、日本のルールが追いついていないという点だ。

今回、ファミリー共有では、Apple Watchに独自の携帯電話番号が付与されることになる。これまでもApple Watchに番号を付与できたが、iPhoneと同じ携帯電話番号であったため、問題にならなかった。

ファミリー共有設定では、独自の携帯電話番号となるため、これに適した料金プランが必要になってくる。日本においてファミリー共有設定は、今のところKDDIのみが対応しているが、同社ではスマートフォン向けの「ピタットプラン」をApple Watchに適用してきた。なぜ、腕時計