ウクライナの空を舞うイランのドローン(2)
そこでイランが活路を求めたのが、ミサイルとドローンの開発だった。そのドローン開発でイランを助けたのは、何とアメリカだった。同国は2000年代に入るとドローンを使ってイラン領空を侵犯して偵察行動を行い始めた。ところが2011年12月イランのテレビが、捕獲したアメリカの無人偵察機RQ170センチネルの映像を放送した。この偵察機は、アメリカによれば事故によりイラン領内に墜落した。イランによれば「電子的な待ち伏せ攻撃」によって捕獲された。電子的な攻撃の詳細は明らかではないが、イランは偵察機のコンピューターをハッキングして乗っ取ったのだろうか。
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