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ADHD(注意欠如多動症)によくある【話し方の特徴3選】保育士ママが漫画でわかりやすく解説

【育児マンガ】夢かなえ保育士 介護福祉士

こんにちは。発達と育児の支援サポーター『夢 かなえ』です。
わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)の子の親でもあります。

ADHD(注意欠如多動症)の人とおしゃべりをしていると、いくつかの特徴的な話し方があることに気づきます。

今日は、ADHDの人によくある話し方の特徴3つを、いつものようにイラストを交えてご紹介します。

1. マシンガントーク

ADHDの人は、知らず知らずのうちに早口になりがちです。

次々とアイデアが浮かんでくる【頭の中の多動性】が、早口の原因の一つだと考えられています。

そして、いったん始めたことには、とことん集中してしまう【過集中】も、マシンガンのように早口でしゃべり続ける原因だと思われます。

2. 人の話を聞いていない

ADHDの人は、話の流れに関係のないことを、突然しゃべり出すことがあります。

ADHDの特徴である【衝動性】が原因だと思われます。

人が話している間は、相手の話を聞くわけではなく、次々と自分の頭に浮かぶアイデアを、次にどう話そうか考えています。

そうすると、

「会話のキャッチボールができない人だな」

と思われてしまいます。

3. 何を話していたかを忘れる

ADHDの人には、【短期記憶が弱い】という一面があります。

夢中になって長く話し続けていると、いつの間にか、自分が最初に話していたことを忘れてしまうのです。

長時間、人の話を集中して聞き続けることも、もともと苦手です。

そして、どんなに真面目に話を聞いていても、短期記憶に支障があるため、覚えられない人もいるのです。

しかし外見からは、そのような事情はわからないため、

「人の話、聞いてる?」

「今、何考えていたの?」

などと言われてしまうこともあります。

ADHDの人との会話のコツ

・周りくどい話はせず、結論から先に話す

・短い質問に、短い答えを返してもらう

などの工夫をすると、意思疎通が図りやすいでしょう。

また、あらかじめ、伝えたいことを紙に書いておけば、理解の助けになります。

保育士 介護福祉士

専門職として学童保育や老人介護の現場で、病気や障害を持つ児童や高齢者のケアにあたってきました。自らも、発達障害の診断を受けた子の親として育児に奮闘中。子育てに悩む方のために役立つ情報、専門性のあるケアの工夫を、一般の方にも分かりやすいマンガを通して発信していきます。

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