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マニーが火蓋を切った「4者連続弾」の2人目は◆10者連続を含む「1試合19K」【4月22日のMLB】

宇根夏樹ベースボール・ライター
マニー・ラミレス July 13, 2007(写真:ロイター/アフロ)

◆1876年4月22日

ナ・リーグ最初の試合が行われ、ボストン・レッドストッキングスが6対5でフィラデルフィア・アスレティックスを下す。

◆1970年4月22日

ニューヨーク・メッツのトム・シーバーが19三振を奪い、前年9月15日にセントルイス・カーディナルスのスティーブ・カールトンが樹立した、1試合(9イニング)の最多記録に並ぶ。カールトンはその試合で黒星を喫したが(相手はメッツだった)、シーバーはこの試合で白星を手にした(相手はサンディエゴ・パドレス)。現在の1試合最多は20奪三振。ただ、シーバーの19奪三振中、6回裏の3アウト目から試合終了までは10者連続。こちらのストリークは、今も史上最長。

◆2006年4月22日

ミルウォーキー・ブルワーズの5人、ビル・ホールダミアン・ミラーブレイディ・クラークJ.J.ハーディプリンス・フィルダーが、4回裏にホームランを打つ。1イニング5本塁打は最多タイ。1939年6月6日のニューヨーク・ジャイアンツ(4回裏)、1949年6月2日のフィラデルフィア・フィリーズ(8回裏)、1961年8月23日のサンフランシスコ・ジャイアンツ(9回表)、1966年6月9日のミネソタ・ツインズ(7回裏)に続き、史上5度目。最初の3度と同じく、5度目もシンシナティ・レッズの投手が打ち込まれた。

◆2007年4月22日

ボストン・レッドソックスの4人、マニー・ラミレスJ.D.ドルーマイク・ロージェイソン・バリテックが、続けてホームランを打つ。4者連続本塁打は最長タイ、史上5度目(この後も4度)。3回裏に、ケビン・ユーキリスデビッド・オティーズがどちらも外野フライに倒れた後、ホームランが4本続き、ウィリー・モー・ペーニャが三振を喫した。ドルーは前年の9月18日にも、ロサンゼルス・ドジャースで4者連続本塁打の一人に。こちらも2人目だった。彼の弟のスティーブン・ドルーは、2010年8月11日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスの4人が続けて打った時の4人目。

 4月21日のMLBは、こちら。

【4月21日のMLB】キャリア初の完投が「完全試合」/雨天順延なしのストリークが737試合で止まる…

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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