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大崎市の農家がつくる生食でもうまい【佐藤の春菊】の魅力に迫るため潜入!アレンジメニューも合わせて紹介

ささキジ取材が得意なWebライター(遠田郡・大崎市・登米市)

みなさん。お疲れさまです。いつもあなたの半径5m以内のどこかに潜んでいるささキジです。

今回は緑あふれるフレッシュな記事をみなさんにお届けしたいと思います。

さっそく、いってみよう。

取材当日まさかの土砂降り。しかし気持ちは昂ぶっています。記事のタイトルでなにを紹介するのかわかっているとは思いますが、あらためて…

今回紹介するのはこれだ!

そう!春菊です。今回は【佐藤の春菊】という名前の春菊を販売しているさとファームの佐藤さんのところにやってきました。

なんとこの春菊、生で食べてもおいしいんだとか。

茎を見ればわかる瑞々しさ。

佐藤さん:実は大崎市で作られている春菊ってほとんど同じ品種なんですよ!春菊は育て方で味が変わるんです。自分のつくる春菊の特徴は、まず見た目でいうと他の農家さんの春菊と比べて色が薄いです。肥料や土を工夫することによって春菊独特の苦味を抑えて、生でもおいしく食べることができるというのが、うちの春菊の一番の特徴ですね!

なるほどなるほど。

でも……食べないと…わかんないなぁ。

………

……

というわけで、収穫して生のまま食べてみたいと思います。

マヨネーズをつけるとおいしいですよ!というお話だったのですが、ささキジさんは幼き頃からマヨネーズだけがどうしても苦手。しかし、お好み焼きやたこ焼きにはマヨネーズがないとだめという謎の好き嫌いがあります。

ということで、個人的にマッチするであろうと感じた

わさびで食べてみます。

いやー…うめぇ。こりゃ笑顔も弾けますわ。

エグみがなく、そしてほのかな苦味と、苦味を上回る甘みがあります。びっくりしましたよ。甘みを感じるなんて思わなかったですもん。この春菊の優しくも大人チックな味にドンピシャでわさびが合う。

佐藤さん:最近では佐藤の春菊が好き!とおっしゃってくれる方も増えてきて、飲食店様からも声がかかることも増えてきました。自分から営業して売り込むのではなく、味を評価してもらえた結果店舗様で使っていただけるというのはすごく嬉しいです。

現在は古川の匠というラーメン屋さんでトッピングとしても使用されているそう。是非食べてみてほしいとのことです。

春菊の苗も見せてもらいました。

佐藤さん:春菊は発芽させるまでが大変で、うちだと大体2つに1つしか発芽しないんですよ。そのなかでも、しっかりと根が張っていて元気な春菊を植えています。

とのこと。そんな世界だったとは知らなかった…。

春菊料理を振る舞ってもらいました

ドン!今回4種類の生の春菊を使用した料理を用意していただきました。これに関してはサプライズだったので、びっくりしたのと喜びで小躍りしそうになりました。

無限春菊

生の春菊と、ごま油、塩昆布で味付けした【無限春菊】お好みでにんにくをいれてもうまいそうです。

ごま油が春菊のさっぱり感と相まって至高のおつまみみたいになってます。塩昆布という和要素がにくい。ほのかな苦味が心地よい。いくらでもパクパクいけてしまう、まさに無限です。

春菊の生ハム巻き

生の春菊を生ハムで巻いて、胡椒、オリーブオイルをかけた【春菊の生ハム巻き】

めっちゃうめぇです。下手したら生ハム巻く界の上位狙えるやつだぞこれは。なぜそう思うかというと、食べてて思ったのがまずごま油とかオリーブオイルとかの油系と春菊は相性がすこぶるいいです。

春菊のほろ苦さと生ハムの塩味が最高の【大人感】を演出してくれる。このうまさがわかる俺は【大人】なんだって優越感に浸れるます。これはすごい。

温麺の生春菊トッピング

生の春菊をトッピングした温麺です。

まず、温麺うまい。春菊がうまい言っても、トッピングだしそんな主張はしないんだろうなと思っていたのだけれども、温かいスープに浸されたことで春菊のシャキな食感が増しています。気づくと麺類には春菊は入れたほうがいいよね。って思わされます。

おにぎり

ひじきや塩昆布、めんつゆと合わせたご飯に、細かく刻んだ春菊を混ぜ、握る。そう。おにぎりです。

ここまででなんとなくわかってきました。春菊は味を引き締めてくれるんです。ほろ苦さと清涼感がそうさせてくれるのかなと思います。

優しいめんつゆ、優しいひじきや塩昆布。そこにほろ苦さと清涼感の春菊が加わることによって第一ボタンまでキュッと引き締めてくれる。ここまでの可能性を秘めていたとは知りませんでした。

今回4種類食べさせていただきましたが、全部おいしかったです。春菊の独特な風味、苦味が苦手な人でもおそらく違和感無しでスッと入ってくると思います。ぜひとも食べてほしいです。

茎もおいしいですよ!という話を聞き、家に帰って軽く湯通ししてポン酢につけて食べてみたのですが、

茎うまい。シャキシャキじゃなくてシャッキリって感じの食感です。

繊維がしっかりしていて食感が楽しい。感覚だけど、苦味や風味が茹でることではっきりするかもしれないです。生で食べやすく、茹でると春菊好き向けの味になるってのは使い分けできていいですよね。

今回紹介した【佐藤の春菊】の購入方法

基本的に春菊は農協で共販しているとのことで、どれが佐藤の春菊なのかわからないんだそう。

しかし、【佐藤の春菊】という名前で大崎市の八百屋さんや各種イベントの際に出品しているとのこと。

「それじゃあ、購入することはなかなかに難しいってこと…?」

と思いますよね?安心してください。

実は、メルカリで出品されています。

佐藤の春菊の商品ページはこちらです!

ただ、春菊の発育状況や、注文状況によって届けられる日数や数が変動するのでそこはご了承くださいとのことでした。

その他にもインスタグラムで春菊のオリジナルメニューや、出品情報などを投稿しているのでぜひ合わせてみてください。

春菊の佐藤インスタグラムアカウントはこちら

佐藤さん:春菊が地域の方にとって馴染みのあるものになってほしいという気持ちが強く、自分の春菊だけでなく、ぜひいろんな春菊を食べ比べてお好みの春菊を探してみてください!

とのお話でした。鍋や天ぷらとして食べても美味しいですが、ぜひいろいろな食べ方で春菊の魅力を知ってみてください!

取材が得意なWebライター(遠田郡・大崎市・登米市)

宮城のローカルメディア【ミヤキジ】を運営しています。コミュニケーション能力、謎で無駄な企画力、独特な感性をフルに駆使し宮城県に関する記事を量産していています。特に"人"に焦点を当てた取材記事がめっぽう好きです。心の中でツッコミを入れながら読むと私の記事は輝きを帯びます。

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