【涌谷町】糖度11度…?!珍しいレモンを栽培している農家さんに突撃取材!食べ比べしたらビビりました
どうも。ささキジです。
問題。
甘酸っぱくて、育むのに手間がかかって、ハジけるような刺激があるものはなんでしょうか?
「はいはい。なるほどね。それは恋だね。愛ではないね。それはまだ恋の段階だね。」
なんて昔の恋愛の余韻に浸っている皆さん。なんかほんとすみません。残念ながら不正解です。
正解は
涌谷町で栽培されている
【黄金レモン】
です。
冒頭でいきなり説明してしまいますが、黄金レモンは
・糖度11度
・苦味がほとんどない
・皮ごとすりおろせて使用できる
という特徴があるレモンです。
言葉で説明されてもよくわかんないよ。実際に黄金レモンに触れたい。生産者にいろいろ聞きたくて仕方がない。
という思いが爆発したので
緑が素敵な道路を爆走して
黄金レモンが栽培されている現場に到着。
生産者の
涌谷園芸ファーム 手嶋真也さん
にいろいろ話を聞いていきたいと思います。
ハウスの中には黄金レモンがぎっしり。
年間約2000個作られていて、
・ふるさと納税の返礼品
・ネット販売
・飲食店
・イベント出店販売
などで販売しているんだそう。つまりスーパーに当たり前に並んでいるものではないということ。
手嶋さん:「自分なりに試行錯誤を繰り返しながら、納得できるレモンになるまで3年かかりました」
見た目も特徴的で、みんながイメージするレモンのように両端がキュッとしていなくて丸い。
手嶋さん:「黄金レモンはマイヤーレモンという品種で、オレンジとレモンの交雑によって生まれたレモンです!なので甘味が強いレモンになるんですね!」
なるほど。聞くとマイヤーレモンはどちらかというと育てやすい品種なのに、国内ではあまり栽培されていないんだとか。
ささキジ:「え?なんで国内でマイヤーレモンを積極的につくらないんですかね?」
手嶋さん:「みんなが思うレモンのイメージがあるからだと思うんです。国内だと広島県がレモンの産地として有名で甘いレモンはレモンじゃねぇ!みたいな風潮があるんですよ 笑」
手嶋さん:「でも、甘みがあるレモンがあったっていいじゃないですか。確かにどちらかといえばマイヤーレモンは甘いので、扱いづらい部分はある。でもスイーツなどの分野ではすごく重宝されるんですよ!」
ささキジ:「黄金レモンと言うからにはマイヤーレモンとは何か違いがあるんですか?」
手嶋さん:「まず無農薬栽培というところ。また、個人的に大きく差別化ができてるなと思っているところは育て方ですね!自分は花弁農家もおこなっていて、本来花に使うような肥料をレモンに使用しています。その結果味も香りもとてもよいレモンが出来上がりました」
花弁農家の視点からレモンを育てるという発想。農家さんだとなかなか目がいかないよね。手嶋さんなかなかの策士とみた。
手嶋さん:「あとマイヤーレモンは完熟してくるとオレンジ色になって、より甘みが強くなるのですが、その時期になるまで待って収穫しています!」
甘みがノってきたところで収穫。これは気になる。味が気になるぞ。
ということでありがたい事に
・黄金レモン
・フィンガーライム
をいただきました。皆さんもそうだと思いますが、やはり気になるのは味ですよね。
さっそく丸齧りしてどんな味なのか確かめ…たいのですが、どうせならちゃんと味を知りたい。
よし。それじゃああそこに行こう。
大崎市古川のパブ安弾亭にきました。
実は毎週金曜日にささキジはここでお仕事をしている。
そこでマスターに黄金レモンを使用したノンアルコールの飲み物を作ってもらおうという素晴らしい企画を思いつきました。
まずはノンアルコールのモヒートを。
黄金レモンの皮と、身がふんだんに使用されています。
飲んで感じたことは、香りが強い。そして直接的な酸っぱさではなくじわーっと酸っぱさが広がっていく感じ。面白い。
ミントの味にレモンが負けてないのが、まずすごい。だからといってレモンばかり主張してるわけじゃなくて共存できている。なんて協調性のあるレモンさんなんだ。
皮もフレッシュで苦味なんて感じない。ただただフレッシュ。
マスター;「まず感じたのは果汁の量がすごい。この量でこんだけ果汁出るんだとびっくりしましたね。そしていつも使っているレモンとは全然違う味になるね。」
次はシンプル。コーラにレモンを入れて。
これに関しては違いを知りたかったので、黄金レモンとよく市場に出回っているリスボンレモンの2種類のレモンを作ってもらいました。
率直に言うと、本当に全然違う。
・リスボンレモンは酸味が強くて、刺激が口に伝わってくる。
・黄金レモンは口当たりがまろやか。コーラの甘みに寄り添ってくれてる。
「ってことは黄金レモンはパンチが弱い感じ?」
と思うだろうが、それは否。
香りも味の濃さも個人的に黄金レモンの方が強く感じた。コーラをちゃんと引き立ててるのに香りも味の濃さも個人的に黄金レモンの方が強く感じるの意味わかんない。
頭が混乱します。
味はわかりやすく伝えると香りと味が濃い柚子。
「あ、これ柚子っぽいな」
と口に入れた時に思うんだけども、後味がしっかりレモン。
最後は酸味でキリッと締めてくれるから、口に含んだ揚げ物をさっぱりリセットしてくれる力はちゃんと持ってる。
ここまで力説してちゃんと伝わってるか不安ですが、誰が飲んでも違いがわかると思う。
フィンガーライムもいただいたので、マスターに頼んで飲み物を作ってもらいます。
取材時にも試食したのですが、
ささキジ:「おー!うまいうまい」
手嶋さん:「ちなみにこれ、1個で500円以上はしますね」
と言われた時には、顔が青くなりました。フランクなノリで食べれるものじゃなかったと後悔したものです。
そんなフィンガーライムを
贅沢に使用した飲み物を作ってもらいました。
感想は
なんだろう。インドのスパイスのような味。とにかく香りがすごい。
実を切った瞬間にフィンガーライムの香りがお店に充満するレベルにブワーっと広がる。
1つの実からここまでの香りが出るなんて思いもしなかった。
ただ正直
ささキジ: (うまいっちゃうまいけど、めっちゃうまいかと聞かれたら....違うかもしれない )
そう思っていた時にマスターがテキーラを少しだけ投入。
これがね。めっっっっっちゃくちゃうまい。テキーラをほんのちょっと入れただけなのに、とんでもなくうまい。
私はそもそもお酒をあんまり飲めないんですけど、そんな自分ですらめちゃくちゃに美味く感じる。
マスター:「どちらかというとフィンガーライムはクセがあると思うから、クセがあるお酒と合わせるとどうかなーと思ったんだけど、ドンピシャで合うね!」
マスターが用意してくれたポークジャーキーを食べながら
・黄金レモン入りコーラ
・フィンガーライムを使用したカクテル
を飲むと、豚の脂が心地よくリセットされていく。これは本当にたまらん。これが大人の嗜みってやつか。
ということで今回は涌谷町の
【黄金レモン】
を取材して、実際に食べてみました。
個人的に思ったのは想像していたレモンを超えてきた。
シロップ漬けやレモンの皮を乾煎りして塩と混ぜるレモン塩などがおすすめとのことだったので、ぜひみんなも試してみてほしい。
この黄金レモンですが各ショッピングサイトのふるさと納税の返礼品でもらえる他、ベアリーズというサイトでネット販売されるとのこと。
※レモンが完熟してから収穫になるので2025年1月上旬~2025年2月下旬頃に順次発送予定
手嶋さんSNS→インスタグラム
※冬にかけてレモンの情報が発信されると思うのでチェックしてみてください。