こんにちは！地域情報発信ライターの佐藤らなこです。

由利本荘市に引っ越してきて、初めて知った食べ物がいろいろあります。遠いところからやって来た人のような言い方ですが、隣の市の出身です。（笑）同じ秋田県内でも食文化ってずいぶん違うんだなと今もたびたび思います。

由利本荘市のソウルフード「親鳥の煮物」もそのうちのひとつ。ラーメンにのっているのを食べたのが初めてだったかな。独特な食感のしねぇ（＝かたい）親鳥の肉、クセになりますね。

さて今回は、由利本荘市矢島にある「やさい王国」で販売している親鳥煮をご紹介します。矢島方面に行った時には必ず買ってくるお気に入りの一品です！

矢島町農林水産物直売所 やさい王国

今回おすすめする親鳥煮は「矢島町農林水産物直売所 やさい王国」のみで販売されているものです。「やさい王国」では新鮮な野菜や果物、お花、お惣菜、その他さまざまな加工品を取り扱っています。

「やさい王国」は日本海東北自動車道本荘ICからは車で約20分、国道108号線沿いにあります。由利高原鉄道 鳥海山ろく線矢島駅からは徒歩で約15分、車だと数分です。

親鳥煮、発見！

実は前々からこの親鳥煮を紹介したくて、製造者さんにどうやってコンタクトを取ろうかと考えていたところ、なんと！つい先日「やさい王国」で製造者さんにバッタリ！

というわけで、お話をおうかがいすることができました。

由利本荘市のソウルフードである親鳥煮を自分でおいしく作ることはできないかと何度も試作を重ね、仲間に味をみてもらい、10年程前から販売を始めたそうです。「味には自信がある」とおっしゃっていました。

２日に１回のペースで、平日は１日約10パック、土日祝日などお客さんが多く訪れそうな時は約20パックを「やさい王国」の加工場で作っているそうです。（※１パック180グラム）

夜に作った親鶏煮をひと晩冷やし、翌朝それをパック詰めし、店頭に並べます。

１パック購入しました

今回は１パックのみ購入。特製ラー油がついてきます。

初めてこの親鳥煮を食べた時にその感動をまわりの人に話したら、「うんうん、やさい王国で売ってる親鳥煮おいしいよね」といたって淡々と言うではありませんか。

「な～んだ、知ってるのか。おいしいもの知ってるなら教えてよ～」と思うのと同時に、この親鳥煮を食べることが普通（＝日常）のことなんだなとも思いました。

ですが、私は教えちゃいますよ！すでにご存じの方はどうぞご了承ください。

こちらの親鳥煮は、由利高原鉄道のWebショップで「由利鉄中華そば」とセットで販売されています。由利高原鉄道の社員さんの中でもおいしいと評判で、セット販売を依頼されたそうです。

温めるためにパックをひっくり返して、お皿に中身を出してみました。コラーゲンたっぷり！ぷるっぷるだー！

さて、どうやって食べようかな。「やさい王国」の店内には、以下のように書かれてありました。

実食！

今回は電子レンジで温めて、夕食のおかずとしてシンプルにこのままいただきました。わが家ではこのまま食べるか、ラーメンのトッピングにするかのいずれかですが、以前ご紹介した「佐々木商店」の三角油揚げとのコラボをそのうちやってみたいなと考えています。

しねぇ肉、独特の歯ごたえがたまらない！いつも夫と分けて食べていますが、一人でも全部ペロッといけちゃう気がします。あー！この記事を書くのに写真を見てるだけでよだれが出そう（笑）

こちらの親鳥煮の味付けはあまり濃くなく、優しい感じがする（※感じ方には個人差があります）ので、それがラーメンのトッピングや他の具材と合う理由のひとつでもあるのかなと思いました。

親鳥煮についてくる特製ラー油をかけて、途中から味変するのもおすすめです。

これまでラーメン屋、飲食店などの親鳥煮を何種類か食べていますが、今のところわが家では「やさい王国」の親鳥煮がランキング１位です。すなわち、いちばんおいしいと思っています。

好みはそれぞれですし、すでにお気に入りの親鳥煮があるかもしれませんが、「やさい王国」で販売しているこちらの親鳥煮をまだ食べたことがない方は、ぜひ一度お試しください！