昇格から1ヵ月出場なしのまま、父が始球式を行う日にDFAとされる
6月18日、アトランタ・ブレーブスは、チャーリー・カルバーソンをDFAとした。
前日の試合で、ショーン・マーフィーが右の太腿裏を痛めたため、ブレーブスは、マーフィーと同じ捕手のチャドウィック・トロンプをAAAから再昇格させ、カルバーソンを40人ロースターから外した。
カルバーソンとトロンプの入れ替えに、奇妙なところはない。カルバーソンは、内外野を守り、マウンドに上がったこともあるものの、マイナーリーグでもマスクをかぶったことはない。
ただ、カルバーソンが昇格したのは、ほぼ1ヵ月前の5月19日だ。にもかかわらず、そこから一度も出場することなく、ベンチを温め続けた。昨シーズンが終わった時点の通算出場は589試合。2018~20年には、ブレーブスで231試合に出場している。それらの試合数は、今も変わっていない。
また、カルバーソンは、アトランタ近郊の出身だ。DFAとされたその日、ブレーブスがホームとしているトゥルーイスト・パークでは、カルバーソンの父が始球式で投げることになっていた。6月18日は、父の日だ。
こちらは、マイケル・ハリス2世の父と交代した。カルバーソンがいないのに、その父が登場するのは……ということだろう。ハリス2世も、アトランタ近郊で生まれ育った。
カルバーソンの父、チャーリー・カルバーソンSr.は、1984~88年にマイナーリーグでプレーし、メジャーデビューはしていない。カルバーソンの祖父――カルバーソンSr.の父――であるレオン・カルバーソンは、1943~48年にメジャーリーグで371試合に出場した。2人とも、外野手だった。
ハリス2世は、父が始球式で投げた試合で、二塁打とホームランを含む5打数5安打を記録した。