ヒューストン・アストロズは、ここまでに53試合を行い、24勝29敗（勝率.453）を記録している。借金は５だ。

　だが、借金を抱えたまま、ア・リーグ西地区の首位に立つ可能性もある。

　現時点では、ア・リーグ西地区の３位に位置している。地区首位のシアトル・マリナーズは、28勝26敗（勝率.519）。マリナーズとアストロズの差は、3.5ゲームだ。

　マリナーズは、レギュラーシーズンのちょうど３分の１、162試合中54試合を終えている。アストロズは、次が54試合目だ。

　両チームは、５月27日～30日に４試合を行う。そこで、アストロズがマリナーズをスウィープすると――マリナーズがアストロズにスウィープされると――アストロズは28勝29敗（勝率.491）、マリナーズは28勝30敗（勝率.483）となる。アストロズは、借金１で地区首位に立つ。

　両チームの間、地区２位に位置するテキサス・レンジャーズは、現在、25勝29敗（勝率.463）だ。５月27日～30日のうち、27日と30日は試合がなく、28日～29日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと２試合を行う。そこで連勝しても、27勝29敗（勝率.482）なので、マリナーズをスウィープした場合のアストロズには及ばない。

　マリナーズは、アストロズとの４試合中１試合に勝てば、地区首位をキープできる。１勝３敗だと、シーズン全体は29勝29敗（勝率.500）。アストロズだけでなく、レンジャーズに抜かれることもない。あとの２チーム、オークランド・アスレティックスとロサンゼルス・エンジェルスは、二桁の借金を抱えている。

　アストロズは、５月８日を終えた時点で、12勝24敗（勝率.333）だった。そこから、２連勝→黒星→６連勝を記録し、借金を12から５まで減らした。その後は、●○●○●○●○、ヌケヌケあるいはオセロの状態が続いている。

　マリナーズは、５月21日を終え、27勝22敗（勝率.551）。貯金を今シーズン最多の５としたが、翌日から、今シーズン最長の４連敗を喫し、26日に勝ってそれをストップさせたところだ。

　レンジャーズは、５月10日以降の15試合中、15日と18日と26日の３試合しか勝ってない。

【追記：5/28】

　５月27日、マリナーズは、３対２でアストロズを下した。