【手帳をはじめるには】人気YouTuberが手ほどきする『世界一やさしい手帳のはじめ方』を読もう!
手帳をはじめたい。でもどうやってはじめたらいいのかわからない。
このデジタル全盛の時代にあっても、手帳はちょくちょくニュースに登場したりしています。気になるアイテムです。
そんな人にまたとないガイドとなる本が登場しました。
『手書きライフを楽しむための世界一やさしい手帳のはじめ方』(クリームソーダ 玄光社)がそれです。
こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家・歌手の舘神龍彦(たてがみたつひこ)です。
今回は、この本を紹介します。そして手帳のはじめ方について解説しましょう。
わかりやすい3部構成
本文は、以下の3部構成です。
Chapter1「手帳暮らしの前に心をやさしく整えて」
Chapter2「手帳が自然と楽しくなるステップ」
Chapter3「人生を豊かにする手帳の楽しみ方」
私がとくに印象深かったのは、Chapter1です。
このパートでは、著者のクリームソーダさんが、いろいろな手帳や手帳術を試した結果、バレットジャーナルを発見。さらにその公式ガイドである『バレットジャーナル 人生を変える手帳術』(ダイヤモンド社)に出会う。バレットジャーナルを中心とした使い方に目覚めるまでが書かれています。
ここは、多くの人が共感するパートではないでしょうか。
個人的には、このパートはまるでビルドゥンスクロマンだと感じました。いろいろな試行錯誤の上に、であったバレットジャーナル。でもそれは、
とくに写真入りの「黒歴史」の写真(P21)は貴重です。
手帳や文具のYouTubeで累計1300万再生を誇るクリームソーダさんが、以前はどんなふうに手帳を使っていたかが赤裸々に写真で出ているからです。
そしてこの写真はまた、安心材料でもあると思います。
「手帳がかわいくかけない」「うまくデコれない」と思っている人に、「クリームソーダさんもこういう時代があったんだ」、そして「自分も上手にできるかも」と思えるからです。
手帳が自然と楽しくなる9つのステップ
そしてChapter2は、手帳を楽しむために段階を追った説明があります。それが9つのステップです。以下の感じです。
1 手帳を楽しむ準備を仕様
2 ポジティブな自分に気づいてみよう
3 まずはやってみよう
4 やりたいことをみつけよう
5 夢の世界を描いてみよう
6 頼もしい仲間を探そう
7 手帳を楽しもう
8 楽しい世界を広げよう
9 世界を「今」につなげよう
いきなりきれいな手帳を書こうとするのではなく、ステップバイステップで進めていく。無理のないあゆみを続けることで、手帳の面でワクワクしながらも、紙に書いたイメージをベースにしながら着実に新しい自分になっていく。
このパートを読んで、そんな印象を受けました。というか、これは自分もやってみなくては。
手帳はもう、時間管理とか自己実現とかそういう自己啓発チックな尖ったツール以外の面が生まれている。それが本書には、如実に表れている。そういう風にうけとりました。
アラート音もSNSもない状態で手帳の面に向き合う
だから本書は、手帳でわくわくしたい若年層女子のためだけのものではないと感じました。
手帳、ノートにはまだこんな可能性がある。ツールの可能性を引き出すのは使う人の使い方次第である。言葉にすれば当たり前のように思えますが、実際にノートの面に向き合って、肩の力を抜いて自分の内面世界に向き合う。
これは、実は現代に生きる誰もが、やるべき事かも知れません。
大きな誌面に記入事例や文具の紹介が満載
Chapter3ではバレットジャーナルや推し活手帳など、いろいろな手帳の楽しみ方が紹介されています。もちろんおすすめの文房具もふんだんに紹介されています。
本書はこの種の書籍としては誌面が大きなA5版。だから、掲載されている記入例も見やすく、真似もしやすいのが嬉しいところです。
個人的には、もう一度、肩の力を抜いて、手帳やノートの面に向き会おうとおもった、そんな一冊でした。
書籍情報
書籍名:『手書きライフを楽しむための世界一やさしい手帳のはじめ方』(クリームソーダ 玄光社)
価格:2000円+税
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※ この記事は玄光社の提供に基づき記事作成をしています。