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ワイン好きならおさえたい。ワインマニアが選ぶコスパ抜群の「ピノノワール」5選

KOZE(こぜ)ワインマニアワイン初心者向け情報ライター

※お酒は20歳になってから

ワイン好きなら知りたい「ピノノワール」

出典:Canva
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ワインが好きならば押さえておきたいのが、ブドウ品種「ピノノワール」種で作ったワイン。ピノノワール種で作った赤ワインは、一言で言えば軽口で華やかな赤ワイン。重くて渋い赤ワインとは対極にある味わいということで、熱狂的なファンがいるブドウ品種と言えます。

コスパワインを探すのが難しい「ピノノワール」

出典:Canva
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そんなピノノワール種で作ったワインの本場は、フランスのブルゴーニュ産のもの。かのロマネコンティを輩出する産地でもあります。

出典:Canva
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大変な人気産地&品種であることから、ブルゴーニュ産のピノノワールのワインは、従来からの人気と一時期の不作による生産数減により一気に価格高騰。強い需要に対して、供給量が足りていないのが現状ともいわれます。ゆえに、ブルゴーニュ産のピノノワールで、コスパワインを探すのは難しいといわれます。

ワインマニアが納得品質の「ピノノワール」探しました

そこで本日は、ワインマニアの筆者が選ぶ。ピノノワール種のワインを4種ご紹介します。産地はブルゴーニュ産「以外」で選出。低価格帯のものから、高額帯なものまで。特に高額帯においては、フランス・ブルゴーニュのピノノワールがお好きな方にもおすすめしたい銘柄ばかりです。

ドメーヌ・デ・グラス エステート ピノノワール

コスパ産地チリの、優しい味わいのピノノワール

定価は1,600円。主に飲食店を中心に見かける事が多く、ワインショップで見かける事は少なめ。ネットショップで購入するのが無難です。

チリ産のワインというと、一般的にはどっしり重たい印象が強くありますが、こちらのワインはチリ産のワインの中でも上品な作り。ラズベリーや苺のような果実味が感じられ、軽い飲み口。木樽を用いてないため、味わいとしてはあっさりしていてお料理にも合わせやすい一本と言えるでしょう。

ヴァインインフレイム ピノノワール

ルーマニアの超コスパピノノワール

価格は1,950円(本体)とこれも二千円切りの定価です。ルーマニアはワイン産地としては大変マイナーで、まだほとんどの方が目をつけてません。

このワインは、木樽熟成によるローストしたような香りに一定の高級感を感じさせつつ、ラズベリーやチェリーなど、ピノノワール特有の軽めの果実の香りが漂います。総じてバランスが良く、酸味も尖り過ぎてないことから過不足のない味わいに仕上がっています。様々なピノノワール種のワインを飲んできたワインマニアも、値段を聞くと驚かれる品質と言えるでしょう。

オークヴァレー サウンドオブサイレンス

再入荷待ちの人気ピノノワール。

産地は南アフリカ・エルギン地区。南アフリカは、著名産地にステレンボッシュという地区がありますが、そちらはしっかり系のワインが多め。一方、エルギン地区は上品。ピノノワールにおいては(筆者個人的に)紅茶やマッシュルームのような香りが強く出るように思います。こちらのワインはラズベリー、チェリー、そして焙煎したようなロースト香、紅茶、マッシュルームなど様々な香りが絡み合います。

実際こちらのワイン、3千円台という価格もありますが大変人気のようで、一時的に欠品し、市場から姿を消しているようです。9月以降再入荷という話をワインショップの方からも筆者は聞いていますのでお見かけの際はお試しいただきたい1本。

ロングリッジ ジャスパーラーツ キュヴェリカ ピノノワール

筆者推しワインの一つ。この値段は凄い。

筆者の肌感覚となりますが、「南アフリカ産」のピノノワールが現状3-5千円の中では「当たり」の可能性が高いといえます。輸入元の努力もあってか、かなり価格が抑えられ、味わいも、フランス風のものが多く見られます。

こちらの銘柄は、3千円台でありますが、ワイナリーが日本向けの値付け(見積り)を安くつけ間違えた、というエピソードがある1本で、現状も値段が抑えられています。現在販売中の2021年ヴィンテージの本商品は、特に木樽の上質な香り、そして秋の落ち葉交じりの土のような熟成感ある香りも一定に感じられます。大変に複雑さがあり素晴らしい出来。今のうちに抑えたい1本です。

ニュートンジョンソン ファミリーヴィンヤードピノノワール

高額帯だがさすがの出来。フランスワイン好きに飲ませたい。

こちらも南アフリカ産。定価が5千円台に突入しますので、簡単にはおすすめできない銘柄ですが、それでもなお、素晴らしいと感じるワインの一つ。

腐葉土、木樽の香り、毛皮の香り、ラズベリー、チェリーなど複雑さがあり、大変に豪華な香り。若干、濃くしっかりした味わい。むりやりフランスの産地に例えると、しっかりした味わいの酒質のタイプに近く、ヴォーヌロマネとは言いすぎですが、ジュヴレシャンベルタンのような風格があります。年によって出来のブレが大きい銘柄でもあるのですが、2022年ヴィンテージはかなり出来が良いのでおすすめします。

おすすめ銘柄一覧

ぜひ高コスパのピノノワールをお探しでしたら以下の銘柄をお試しください。

①ドメーヌ・デ・グラス エステート ピノノワール

②ヴァインインフレイム ピノノワール

③オークヴァレー サウンドオブサイレンス 2022

④ロングリッジ ジャスパーラーツ キュヴェリカ ピノノワール 2021

⑤ニュートンジョンソン ファミリーヴィンヤードピノノワール 2022

※③④⑤は、可能であれば上記指定ヴィンテージからお試しください。

ワイン初心者向け情報ライター

日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート有資格。インスタ3.3万人、Twitter2万人、スレッズ1.4万人、Youtubeワインチャンネル1万人。ワインのSNSで総フォロワー6万人強は日本トップクラス。ワインの飲み手を増やしたい、というモチベーションとともに、ワインがわからない方向けの初心者向けナビゲート記事を執筆。3千円以下のワインの啓発。南アフリカ産、スペイン産のワインを愛する。

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