「保育園でのプール」どのように水着に着替えている?男女別室は少数派
現役の保育士(幼保英検1級)です。
7月になると保育園や幼稚園でもプールの活動が始まります。
保育園において、プールの時間の前の着替えはどのように行っているのでしょうか。
今回は、保育園におけるプールの着替えの様子をレポートしていきます。
0-1歳児クラスのお着替え
朝の会と朝おやつが終わったら、おむつを交換するのと同時にプールの支度をします。
プールといっても0-1歳児クラスの場合は、家庭用のプールに薄く水を張り、水遊び程度です。
プール遊びのときの服装は保育園によって様々です。
水遊びでも水着にしっかり着替える保育園もあれば、普段の服装のまま水遊びをする保育園もあります。
水着に着替える場合は、普段のおむつ替えと同じように保育士の介助で水着を着脱しますよ。
プールが終わったらシャワーをしたり沐浴をしたりして、砂などを落としてから洋服に着替えます。
2歳児クラス以上のお着替え
年齢が高くなるにつれ、プールも大きくなり入れる水の量も多くなります。
2歳児以上のクラスにおいても、プール遊びの支度の仕方は保育園により様々ですが、次のようなパターンがあります。
普段の着換え同様に部屋で水着を着脱
プール遊びがない日も毎日服を着替えますが、同様にプール遊びの日も各クラスの部屋で水着に着替えます。
また、プールバッグは夏以外は持ってきていないので、子どもたちも扱いに不慣れです。
脱いだ服の扱いやバッグ・タオルの扱いなどは、保育士がプールが始まるときに説明しますよ。
着替えたら帽子を被り、水筒を持って園庭に向かうといった流れです。
なお、2歳児クラス以上になると、基本的には自分で水着の着脱をするようになるため、複雑な形状の水着は控えたほうが無難です。
丸見えに配慮したうえで部屋で水着を着脱
年中・年中さんなどでは、性差に配慮してプールの支度の際に一工夫しているという保育園も少なくありません。
お部屋の前方で女の子が後方で男の子が着替えるといったように、性別で着替え場所を分ける保育園もあります。
もしくは、ラップタオルを持参してタオルの中で着替えるようにする保育園もあります。
全裸にならないようにタオルを巻きながら、上と下を順番に着替えるようにする保育園もありますね。
男女別室で着替える
お着換えの際に完全に男女を別室に分けている保育園は少数派でしょう。
現行の保育所設備・運営基準では、保育室の面積は規定されているものの、部屋数は規定されていないため、別室を用意することがそもそも難しいためです。
また、クラスの子どもを分離して着替えさせてしまうと保育士が1人で見守り切れないという理由もあります。
プールが終わった後は
プールの水には塩素を入れているためシャワーで身体を流してから室内に入ります。
室内に入る際に持参したタオルで全身を拭きますよ。
それぞれ水着を脱ぎ、洋服に着替えて給食の準備が始まります。
まとめ
保育園におけるプールの着替えの様子を紹介してきました。
保育士たちも頑張ってプールの環境を整えているところですよ。
暑い夏も子どもたちにとって楽しい保育園生活になりますように。