ジャッジの1試合3敬遠は、いつの誰以来!? ヤンキースでは今世紀初
8月4日、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、5打席のうち4打席で出塁した。1打席目が三振、2打席目はシングル・ヒット。その後の3打席は、いずれも申告敬遠だ。
歩かされた場面は、3打席目が0対2の5回裏、2死一塁。4打席が3対2の7回裏、無死走者なし。5打席目は3対3の8回裏、2死二、三塁だった。試合は、ヤンキースが4対3でトロント・ブルージェイズを下した。10回裏の1死三塁から、DJ・ラメイヒューがサヨナラ・ヒットを打った。
これまで、ジャッジの敬遠四球は、1試合2度が最も多かった。2022年の6月10日と8月29日に、9月7日のダブルヘッダー1試合目がそうだ。
ただ、今シーズン、1試合3度の敬遠四球は、ジャッジが1人目ではない。先月9日、ホゼ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)は、シングル・ヒット2本と二塁打を打った後、こちらも、3打席続けて歩かされた。
ヤンキースで1試合3敬遠は、1999年9月26日のバーニー・ウィリアムズ以来だ。ガーディアンズでは、1998年5月12日――当時はインディアンズ――のジム・トーメイを最後に途絶えていた。
ガーディアンズのゲーム・ノーツによると、1試合に3安打&敬遠3度は、2015年5月31日のポール・ゴールドシュミット(当時アリゾナ・ダイヤモンドバックス/現セントルイス・カーディナルス)に続き、ラミレスが史上2人目だという。ゴールドシュミットの試合は、17イニングに及んだ。8打席で4打数3安打、4四球のうち敬遠が3度だ。
今シーズン、ジャッジの敬遠11度は、両リーグで最も多い。ラミレスの8度は、両リーグ6位タイだ。8月3日の時点では、2人とも8度。5位タイに並んでいた。
なお、1打者が記録した、1試合最多の敬遠四球は、9イニング以下の試合が4度、10イニング以上の試合は16イニングで5度だ。