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渋野日向子の全英女子ゴルフ初Vで「タラタラしてんじゃね~よ」が大反響。よっちゃん食品工業に聞くと…

金明昱スポーツライター
海外メジャー初出場で初優勝を手にした渋野日向子(写真:REX/アフロ)

「朝から何度も問い合わせが殺到していまして、通常の業務に支障が出るほどです。とてもありがたいことなのですが…」

 よっちゃん食品工業の広報担当者に問い合わせると、苦笑いしながらそう説明してくれたが、うれしい悲鳴である。

 米女子ゴルフのメジャー「AIG全英女子オープン」に初出場で、初優勝した20歳の渋野日向子。

 樋口久子さん以来、42年ぶりとなる海外メジャー優勝で大注目を浴びることになったが、それと同時に話題になっているのがよっちゃん食品工業の「タラタラしてんじゃね~よ」である。

 プレー中に何度も何かをパクパクと食べる姿がテレビで映し出されると、「一体、あの食べ物は何?」と注目されるようになった。

 すると、よっちゃん食品工業の「タラタラしてんじゃね~よ」ということが判明。同社に朝から問い合わせが殺到したわけだ。

 「タラタラしてんじゃね~よ」を子どものころに、食べたことがある人も多いだろう。

 馴染みのある駄菓子で、同社サイトによれば1袋50円。カレー味(1袋50円)やスティックタイプ(1袋100円)のものもある。

 同社広報は「(渋野さんの優勝で)今後の売り上げにどれくらい影響があるのかなど、現段階なのでなんとも言えません。今日午後イチに弊社ホームページ上に、今回の件についてのコメントを掲載させていただきます」とのこと。

 あまりの反響の大きさに、問い合わせに対応しきれない状態が続いており、サイトにコメントを載せることになったという。

 ちなみに渋野をツアー会場で取材したことがあるが、ゴルフバッグの中には常にお菓子を入れていると話していた。

 その時に持っていたのは「亀田の柿の種 辛さ50倍」。食べ続けるとかなりの辛さなのだが、平然とした顔でパクパク食べていた。

 渋野は「普段から辛い物が大好きで、刺激があっていい」と笑っていた。

 日本に戻ってからは、すぐにツアーに出場する渋野。応援に訪れるファンからの差し入れに、これらのお菓子が増えるのは間違いなさそうだ。

スポーツライター

1977年7月27日生。大阪府出身の在日コリアン3世。朝鮮新報記者時代に社会、スポーツ、平壌での取材など幅広い分野で執筆。その後、編プロなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めたあと、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。11年からは女子プロゴルフトーナメントの取材も開始し、日韓の女子プロと親交を深める。現在はJリーグ、ACL、代表戦と女子ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。

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