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ACM学会がデジタルライブラリを無料公開

五十嵐悠紀お茶の水女子大学 理学部 准教授
(写真:アフロ)

 コンピュータ科学分野の国際学会であるACM(Association for Computing Machinery)学会が、昨日(3月30日)にACMデジタルライブラリを6月末までの3か月間、無料公開すると発表した。

ACMデジタルライブラリ https://dl.acm.org/
ACMデジタルライブラリ https://dl.acm.org/

 新型コロナウイルス/ COVID-19のパンデミックが続く中、大学キャンパスの閉鎖や外出自粛などにより、多くの研究者がリモートで研究をしている状況から、ACM学会ではACMデジタルライブラリをすべての人に無料公開すると決めた。これにより、自宅からでも論文や雑誌記事をダウンロードして読めるようになる。

 コンピュータ科学分野の研究者のサポートになるだけでなく、他分野の研究者がコンピュータ科学分野の論文を読むことで科学の貢献につながったり、学生さんたちの学習をサポートしたりもできるだろう。

 コンピュータ科学分野に興味のある方は是非この機会にアクセスしてみてほしい。

お茶の水女子大学 理学部 准教授

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.博士(工学).日本学術振興会特別研究員PD, RPD(筑波大学), 明治大学総合数理学部 専任講師,専任准教授を経て,現職.未踏ITのPM兼任.専門はヒューマンコンピュータインタラクションおよびコンピュータグラフィックス.子ども向けにITを使ったワークショップを行うなどアウトリーチ活動も行う.著書に「AI世代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55」(河出書房新書),「スマホに振り回される子 スマホを使いこなす子 (ネット社会の子育て)」(ジアース教育新社),「縫うコンピュータグラフィックス」(オーム社)ほか.

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