ラーメンライターが脱帽! 最強の麻婆麺はここにあり! 「箕輪家」の麻婆×二郎系「灼熱麻婆まるじろう」
「箕輪家」の勢いが止まらない。
2022年11月に幻冬舎のカリスマ編集者・箕輪厚介さんが東京・中野に開いた横浜家系ラーメンの人気店。家系ラーメンの枠にとらわれず、お客さんに喜んでもらえるなら何でもやるというスタンスで、次から次へと奇想天外なラーメンが誕生している。店主はもともと箕輪さんのカバン持ちをしていた丸山紘平さんだ。
今月6月には西荻窪に初の支店「箕輪家鶏」をオープンしたことでも話題になっている。
本連載でも紹介したが、豚骨醤油ラーメンの代名詞的存在である家系ラーメンから豚を抜いてしまうというビックリの一杯だった。改めて家系らしさは鶏のきかせ方にあるんだということに気づかされた。
中野の本店では様々な限定ラーメンを提供しており、今回紹介するのは「灼熱麻婆まるじろう」だ。
「まるじろう」は家系ラーメン店でありながら二郎系を仕掛けるというタブーを無視した一杯で、今まででもトップクラスのバズり方を見せ、大ヒットした。
「灼熱麻婆まるじろう」はそんな「まるじろう」にさらに麻婆豆腐をぶっ掛けてしまうというとんでもない一杯。
今は月に2回、ゲリラ的に提供しているが、日に日に口コミが広がっている。
箕輪さんは「これは日本人の平均寿命を下げるが幸福度を上げる。」と表現。
さて、どんな一杯になっているのか。
特製の麻婆豆腐に仕上げにラーメンのスープを注入し、スープで少し伸ばしておくというのがラーメン店らしい手法。
そして、スープは逆に少なめにし、まぜそばっぽく仕上げながら、麻婆に絡めたスープが少しずつ麺と絡まっていくのが良い。
まずは麻婆豆腐のクオリティが本格中華専門店レベル。
辛さだけではなくしっかりとした旨味とシビレを演出しており、粗めのひき肉やニラの量もたっぷりでかなりクオリティが高い。
ここに極太麺とクセになるタレ、ニンニクが一気に合わさり、得も言われぬ旨さに。
麻婆の下にはクタっと仕上げた二郎系のモヤシ、キャベツがたっぷりだ。ライスも無料なので、麻婆をライスにかけて麻婆丼も楽しめる。
ハッキリ言ってこんなに旨い麻婆麺は食べたことがない。
麻婆麺に二郎系がプラスアルファされることによって旨味が増幅しているイメージ。
しかもこれを二郎系ラーメンっぽく仕上げるのではなく、「麻婆麺」に仕上げているのも面白い。
「灼熱麻婆まるじろう」の提供日はお店のSNSで告知されるのでぜひチェックしていただきたい。
ぜひレギュラーメニューに、いや、むしろこれでお店をやっても良いのではと思うぐらいのクオリティだ。
この夏、「箕輪家」が主催する「中野いってらっしゃいフェスThe冷やしラーメン」が開催される。東京・中野の四季の森公園で全店舗冷やしラーメンを提供。
7月6日(土)11:00〜18:00(Lo17:30)、 7月7日(日)10:30〜18:00(Lo17:30)の2日間開催だ。
出店店舗は「箕輪家」「むかん」「麺家たいせい」「ただいま、変身中」「麺彩房×ビンギリ」「湯の台食堂」と人気店ばかり。こちらもチェックしたい。
ラーメン箕輪家 中野旗艦店
東京都中野区中野5丁目53−2 1F
03-6454-0460
※写真はすべて筆者による撮影
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