ラーメンファンの夢！ 二郎の鍋を友達と囲める「鍋二郎」がカラオケパセラで楽しめる！
鍋二郎。
ラーメン好きであれば誰でも耳にしたことがあるだろう。「ラーメン二郎」に鍋を持参してテイクアウトし、家で「二郎」を楽しむという裏技サービス（一部店舗のみ）。
もともと三田本店で慶應生を対象に始まったサービスだが、実際に「鍋二郎」を体験したことのあるラーメン好きはそれほど多くないのではないだろうか？
筆者も20数年ラーメンを食べ歩いていて、いつか鍋二郎をと計画を練っていたが、実はまだ実現したことがない。二郎の近くに自宅なり仕事場なり拠点がないとなかなか実現できないのだ。
そんなわけで「鍋二郎」を夢見る日々が続いていたわけだが、そんな夢を気軽に叶えてくれるお店が秋葉原にある。「カラオケパセラ 秋葉原昭和通り館」である。
言わずと知れたカラオケチェーンの「パセラ」。なぜか秋葉原にあるこの秋葉原昭和通り館でだけ、二郎インスパイアの「パ郎」が食べられる。
これについては本連載で2020年に取材した記事をご覧いただきたいが、二郎好きの社員である小林礼雄さんが総監督となり、2010年に誕生したメニューだ。
二郎インスパイア店は全国たくさんあるが、14年続いているお店というのはなかなかないのではないだろうか。
カラオケで気軽に食べられる上に本格的で美味しいと評判になり、コロナ禍でカラオケが自粛になった時、カラオケ個室の新たな使い方としても話題となった。
さらに鍋二郎ならぬ「鍋パ郎」で、カラオケを楽しみながら友達や家族で二郎鍋をつつけるというイノベーションを起こしてしまったのだ。早速筆者も「鍋パ郎」を体験すべく、「ラーメン女子」森本聡子ちゃんとラーメン好きアナウンサーの伊藤永夏ちゃんと潜入取材を試みた。
「『鍋パ郎』はラーメンマニアの夢のスタイルをカラオケ屋で体験出来るというものです。ラーメンの持ち帰りスタイルではないものの、“カラオケの個室で皆で鍋をつつく”という『鍋パ郎』を是非体験してみてほしいです。もちろんお一人様も大歓迎です」（カラオケパセラ「パ郎」総監督・小林氏）
こちらが「3倍ラーメン鍋パ郎」。
麺の量は3倍からスタートで、最大で6倍、それ以上は要相談となる。デカ盛りメニューとして1人でチャレンジする人もいる。大食い系のYouTuberにも大人気だ。
お酒を片手に鍋感覚で二郎を食べられる喜びは、まさに他で味わったことのない感覚だ。麺が伸びないようにスープが少なめになっているのもポイント。ニンニクやカレー粉、唐辛子での味変も楽しい。
「大きいサイズが『来る、来る、来る！』と分かっていてもど迫力の『鍋パ郎』が登場した瞬間は、やはりテンションが上がりました。怖さよりも楽しさが勝るG系ラーメン！
個人的には、人生初の“トングリフト”が出来たのも思い出となっております。おひとり様には『パ郎専用部屋』もオススメです」（森本聡子ちゃん）
「鍋で食べるラーメンは初めてでしたが、とにかくテンションが上がる！ みんなで鍋をつつく楽しさがたまらなかったです。ラーメン好きの誕生日パーティにはもってこいだと思います。
カレー粉やニンニクで味変できるのも飽きずに最後まで楽しめるポイントだなと思いました」（伊藤永夏ちゃん）
インスパイア系の大ブームから始まり、カップ麺などの市販品、さらに変わり種の二郎系の登場、さらには「鍋二郎」と話題に事欠かない二郎系。まだまだ新たなものが生まれていきそうだ。
「鍋二郎」を夢見るラーメンファンはぜひ「鍋パ郎」を体験してみよう。
※写真はすべて筆者による撮影
