宮地真緒も絶賛! 青椒肉絲がヤバい! 「八咫烏」が手掛ける本格創作町中華「福籠叉焼」
人気ラーメン店「八咫烏」の店主・居山勢さんが、中野で新しい町中華をプロデュースしたということでご招待いただく。「八咫烏」の大ファンである女優・宮地真緒さんとお店のレポートに伺った。
そのお店の名は「福籠叉焼(フーロンチャーシュー)」。
JR中野駅北口から徒歩7分、西武新宿線・新井薬師前駅から徒歩8分の薬師あいロード商店街の中にある。昭和の香りを残す懐かしいお店から新しいお店まで約130店が連なる楽しい商店街。初めてここを歩いたが、掘れば掘るだけ発見のありそうなワクワクする商店街だった。
名前の通り“チャーシュー”にとにかく力を入れたラーメン店としてスタートし、数々のメニューがラインナップする中で新しい“町中華”的な使い方のできるお店になっている。
店主は鎌倉良行さん。和食出身で、祖師ヶ谷大蔵のラーメン店「鶯屋」を営んでいる。
今回、おまかせでお料理を出してもらったので宮地真緒さんのレポートを交え、何品か紹介していこう。
まずは叉焼サラダ。
低温調理チャーシューを生ハムのようにあしらった一品でアイデア賞。和豚もちぶたのチャーシューは柔らかな食感と美味しさで宮地さんも「さすがのチャーシューでした!」と声を上げる。
そして焼売も驚きの旨さ。
肉焼売と帆立焼売をいただいたが、餡の程よい甘さが特徴的で、本格的な一品。
よだれ鶏はチャーシュー専門店らしく、一度焼いた鶏で仕上げていてこれが個性になっている。
パリッとした皮目と柔らかな肉感にピリリとしたタレが最高だ。
台湾麻婆豆腐も本格派。
焼売から麻婆豆腐の流れを見ると町中華を超えた本場感をビシビシと感じる。店主の鎌倉さんのこの技術、どこで培われたものなのか。凄すぎる。
そして何より驚きだったのが青椒肉絲だ。
青椒肉絲といえば細切り肉とピーマンを痛めたものだが、「福籠叉焼」の青椒肉絲は全く違う。
鉄板にのったピーマン炒めの上にどでかいチャーシューがドドンとのった大迫力の一品だ。
宮地さんも「感動レベル! お肉は太いのに柔らかジューシー!」といちばん感動した模様。これは必食だ。
これでは終わらず、さらに驚きの一品が魯肉スペアリブ。
台湾でおなじみの魯肉飯の甘辛く煮た豚肉にインスパイアされ、スペアリブを魯肉風に仕上げている。
これもアイデア賞だ。とにかく柔らかく、味は魯肉そのもので、主役になれる一品。
ラストは締めに塩ラーメンをいただく。
鰹ダシと白ワインでまとめ、平打ちの縮れ麺を合わせた一杯で、あっさりとしながらコクもしっかりしていて締めにピッタリの一品だ。宮地さんも「麺好きとして締めのラーメンが最高でした! 鰹ダシがこんなにラーメンに合うんだって感動でした」とレポート。
ちょっとした食事からちょい飲み、本格的なディナーまですべてカバーできる素晴らしいお店。
これぞ未来の創作町中華。ちょっと本気でオススメのお店だ。
福籠叉焼(フーロンチャーシュー)
東京都中野区新井1-14-14
03-6454-0444
※写真は一枚を除き筆者による撮影