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【宮城県 東松島市】ハッ!とする神秘的な色合いのブルーインパルスティー

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

宮城県東松島市内の物産品を販売しているいくつかの店舗で、しばらく前から気になっていた「ブルーインパルス ティ」という商品。
それは、ハーブティなのだがお茶の色が、なんとびっくり!青い色。
一体、何から作られているのかと見てみると、バタフライピーという豆科の植物の花を乾燥させたものだという。本当に'真っ青'という言葉がぴったりの青色の飲み物で、温かくしても、そして氷を入れて冷やしても楽しめるお茶。

一体どんな味なのか?ご紹介していこう!

▲ 柔らかなブルー色の薔薇の背景が「うん、似合う」と頷ける、いつわりのない美しいお茶
▲ 柔らかなブルー色の薔薇の背景が「うん、似合う」と頷ける、いつわりのない美しいお茶

ブルーインパルスティは、東松島市小松にある「アートカフェShu(あーとかふぇ しゅう)」が販売元。カフェは、パッと明るい華やかなバラの雑貨に囲まれて、手作りのケーキや珈琲、紅茶が楽しめる場所。お店自体もとても魅力的で、そこから生み出されたお茶というのが、とても感じられるパッケージ。(バラが好きな方には、カフェ自体もおすすめ!)

▲ 乾燥する前のバタフライピーの姿は、どこかで一度は見たことがある様な風貌
▲ 乾燥する前のバタフライピーの姿は、どこかで一度は見たことがある様な風貌

さて、中身を開けてみると「花」をしっかりと感じられる状態のバタフライピーがたっぷりと入っていて、1つ摘んで見ると乾燥していても青色というのがよく分かる。
別名チョウマメと呼ばれているそれは、その名の通り豆科なので豆自体も存在。海外(特にタイ)では、その豆を食用とすることもあるそうだ。

早速、バタフライピー小さじ2杯ほどをたっぷり沸騰させたお湯にいれ、1、2分煮出す。
すると、みるみるうちにお湯は深い藍色に染まり、さあ!出来上がり。

▲ アイスティにしてみると「ハッ!」と目の覚めるような青色に飲むのを忘れてしばらく見つめてしまう
▲ アイスティにしてみると「ハッ!」と目の覚めるような青色に飲むのを忘れてしばらく見つめてしまう

まずは熱々のものを恐る恐る飲んでみると・・・
通常の紅茶や、他のハーブティとは全く違い、特別なクセのある香りは無し。
これはこれで特徴なのかもしれないが、香りがあまり出ないお茶というのは、ある意味めずらしい。味としては、ほんのりと豆または穀物の様な、そんな後味が残る(筆者の感覚)。

そして、ある程度冷めてから氷を入れてアイスティとしても試してみたが、味や香りには特に変化はなし。このお茶の面白い部分は、見た目は非常に強さがあるのに、味わいや香りは全くクセが無いというのが、他のハーブティーや紅茶にはできないこと。
そこで筆者は味に酸味を加えようと、レモンを引っ張り出し、ポトリと浮かべてみると・・・

▲ 魔法の様な自然の原理にあらためて感心してしまう瞬間!お見事だ
▲ 魔法の様な自然の原理にあらためて感心してしまう瞬間!お見事だ

ドロン!と変身するかのように、お茶の色が青色から赤紫色に見事に変化。
そしてレモン入りを飲んでみると、想像の通り爽やかさが加わり青色よりも少し後味の「豆感」が減る。なので、バタフライピーらしい味を楽しみたい方は、レモンは加えずにそのままをおすすめ!

▲ アートカフェShuの「ブルーインパルス ティ」
▲ アートカフェShuの「ブルーインパルス ティ」

この青色は、野菜のナスやブルーベリーなどに含まれる「アントシアニン」という成分で、簡単にいうと自然の酵素。人工の着色されたものでは無いので安心して飲めて、そしてお子様と一緒にお茶の色が変化する'魔法'も楽しめる。

暖かくなってきた頃に、外でブルー色のアイスティを飲みながら、ブルーインパルスを眺めるのは、なかなか良いもの。おすすめだぞ。

商品名:ブルーインパルスティ
販売元:アートカフェShu(あーとかふぇ しゅう)
販売店舗:※東松島市内の下記店舗の他でも販売中。詳細は販売元の公式SNSでご確認ください。
Harappa(はらっぱ):宮城県東松島市矢本字北浦485番地1
・あおみな: 宮城県東松島市宮戸字川原5-1

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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