厄介なツル性の雑草 クズの花を使い簡単に作れて材料費タダ 二日酔いの朝に良い 飲むとスッキリ健康茶
葛(クズ)のミニ知識
葛(クズ)はマメ科つる性の多年草で都会などでも普通に見ることが出来るいわゆる雑草です。
大きな丸い3枚の葉はトランプの三つ葉のような形で長く伸びるツルと相まって良く目立ちます。
性質が強健で大規模にはびこるため、厄介な雑草として嫌われる傾向にもありますが、昔から有用植物として利用されてきた側面もあります。
その代表が葛粉(くずこ)です。
根から取れるデンプンを葛粉と言い高級食材の扱いです。
この葛粉で作るくず餅や葛湯は有名です。
秋になると藤の花の穂が倒立したような紫色の花穂をたくさん咲かせますが、この花も利用できます。
葛の花穂を利用してみよう
今回は葛の花を使ったお茶を作ってみます。
このお茶は香りも良く、二日酔いの朝に飲むと良いと言われています。
作り方は簡単で葛の花を取り集めて乾燥した物を水から煮出すだけです。
葛の花茶は花の香りとマメ科特有のほのかな風味があり、なかなか捨てがたい味わいです。
花が終わった後には枝豆のようなサヤが付きますが、このサヤになった花穂でも大丈夫です。
取った花穂は日陰で乾燥させます。
こうして乾燥した花穂は紙袋などに入れて乾燥した場所に置けば数ヶ月は保管できます。
使う時は1杯分で下の写真程度の分量を水から煮出します。
煮出す時は、金属による成分の変質を避けるためなるべく金属製以外のポットや鍋(瀬戸物、耐熱ガラス、ホーローなど)を使って煮出すのが良いです。
必要量の乾燥クズの花穂と1杯分の水の3割増しの分量の水をポットに入れて火に掛けて水から煮出します。
火に掛けて沸騰が始まったら更に1分間そのまま沸騰させる。
これで3割増しで入れた水が蒸発して1杯分ジャストの分量になる。
火から下ろして茶こし網などで滓を除けば出来上がりです。
ホットでも冷やしても美味しく頂けます。
この葛の花茶は二日酔いに効くとも言われており、酒好きの私は実際にこの葛の花茶にお世話になることも多いです。
たくさん作っておいて、空のペットボトルなどに入れて冷蔵庫で冷やしておけば、二日酔いの朝に重宝します。
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