回転寿司でのデート、パートナーにしてほしくないことは?
・月一以上で回転寿司利用者のうちデートの場として回転寿司店に行った経験がある人は55.4%。女性の方が男性よりも多い(2018年)。
・回転寿司店でのデートの際にパートナーにしてほしくない行動のトップは「ネタのみ食べてご飯を残す」、次いで「香りの強い香水をつけて入店」「間違えて取った皿を戻す」。
・回答者の男女別では女性の方が「回転寿司店でのデートの際にパートナーにしてほしくない行動」への思いが強い。女性のトップの意見は「入店前の待ち時間に機嫌が悪くなる」。
取り扱いメニューが多様化し、ファミレス化するに連れ、誰もが気軽に足を運べるようになった回転寿司店。その回転寿司店でデートをする時に、パートナーにしてほしく無いこととは何だろうか。マルハニチロが2018年3月に発表した「回転寿司に関する消費者実態調査2018」(※)を基に確認する。
今調査対象母集団では婚姻状態にある無しを問わず、特別な記念日のデートとして、男女(子供は設問の文言や報告書の解説から判断し、その場にはいないのが前提)による「回転寿司デート」(回転寿司店でのデート)をした経験がある人は1/3を超えている。
それではその「回転寿司デート」において、パートナーにしてほしくない行動にはどのようなものがあるのだろうか。
多少の違いはあるが上位7位が大よそ近い値で並んでおり、それより下の順位にある挙動と比べ、特に「してほしくない」行動であるのが分かる。冷静な目で、第三者視点で考えれば言葉通り大人げない行動で、想像しただけでも恥ずかしいものも多々ある。しかし上位陣にあることから、何らかの形でパートナーがやってしまった、あるいは第三者がそのようなことをしていたのを見た経験があり、強い拒否感を抱いているのだろう。
また「香りの強い香水をつけて入店」「入店前の待ち時間に機嫌が悪くなる」は回転寿司店に限らず、外食店利用の際には注意したい挙動に違いない。
これを回答者の男女別で仕切り分けしたのが次のグラフ。
男女別では押しなべて女性の方が回答率は高く、パートナーの男性に対する行動への自制を求める声が大きい、見方を変えると多くの人がパートナーの実行動を見聞きしているであろうことがうかがえる。特に男性が行いがちなイメージである「入店前の待ち時間に機嫌が悪くなる」「他の席の人が注文したお皿を取る」「食べ終わったお皿の数を気にしてばかり」において男女差が大きいのは興味深い。他方女性がしがちだとの印象がある「香りの強い香水をつけて入店」もまた、女性の方が高い値を計上しているのは興味深い。
選択肢一覧を見直すと、外食店で子供がはしゃぐ時の挙動とさほど変わりが無いパターンが多々あることに気が付く。つい浮かれて、自分らはお客なのだからこれ位は構わないだろうとの思惑があるのかもしれないが、お店や周囲の人にはもちろん、パートナーにすら好まれない行為であることは知っておいた方がよいに違いない。
■関連記事:
※回転寿司に関する消費者実態調査2018
2018年2月27日から2月28日にかけて、関東(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・栃木県・茨城県・群馬県)・関西(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県)それぞれ在住の15歳から50代の男女に対しインターネット経由で実施したもので、予備調査時点では5067人が調査対象母集団。本調査ではそのうち、月1回以上で回転寿司店を利用している人1000人を対象としている。本調査の男女比・地域比率はそれぞれ1対1。調査協力会社はネットエイジア。
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(注)今記事は【ガベージニュース】に掲載した記事に一部加筆・変更を加えたものです。