農家にとってタネとは何だろうか
農家にとってタネとは何だろうか?有機農業の現場に関わり10数年になるが、有機農産物の流通の大規模化が起こり、農家側は有機農業といえども単一作物を大量に生産する必要性に直面している。固定種や伝統品種などは画一的に育たないので、ほとんどの有機農家が交配品種を使用する。生活の維持を第一の目的とすれば仕方が無いことと言えるかもしれない。
とはいえ慣行栽培の現場も厳しい。慣行栽培農家の最大の出荷先の一つは農協だが、農協出荷農家は、種子は農薬や化学肥料とセットで農協から配布される農業資材である。
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