1週間でメタボ家計を改善!3ステップでできるお金が貯まる家計簿
4月始まりの家計簿が書店に並ぶ時期ですね。新社会人も、一人暮らしを始める人も、新年度から家計簿をつけてみませんか。ダイエットをする時にまずは体重やサイズを測って目標体重を設定するのと同じで、貯金をしたいならまずは現状の数値である支出額を測定することが大切だからです。
今回はビギナーさんでも3ステップで簡単にできる家計簿の付け方をお伝えさせていただきます。
1番目のステップ:準備をする
1番目のステップは準備です。家計簿とレシートを用意しましょう。家計簿は紙でもアプリでもOKです。紙の家計簿がない場合はノートなどでも代用できます。
レシートをもらわずに捨てているという人も、家計簿を付ける間は必ずもらうようにしましょう。コンビニなどのお店でも「レシートをください」と言えばもらえます。お金を使った日付、店舗、買った物、金額が載っているレシートは支出の情報の宝庫だから捨てるのはもったいないのです。
2番目のステップ:記録をする
2番目のステップは記録です。「日付」「支出項目」「金額」を入力しましょう。例えば、4月5日にカフェで350円のコーヒーを買ったとしましょう。その場合は下記のように記録します。
家計簿への記録の具体例
日付 4月5日
支出項目 食費
金額 350円
これだけだと最低限の情報になります。メモ覧などに「コーヒー」「カフェ」などの詳細や「△(やや無駄遣い) 会社のお湯とドリップコーヒーで代用可」などお金にまつわるコメントを記録すると、後から振り返ってよく分かります。
家計簿をつける際に一番迷うのは支出項目の分類だと思います。支出費目などとも言われることもあります。支出を食費、生活用品、交際費などのグループに分類すると、食費が月3万円などグループごとの集計ができて便利なので家計簿上ではカテゴリーごとに分けられます。
具体例から支出項目の選び方をみていきましょう。
<食費> 食料品 外食 カフェ 飲料 お菓子
<生活用品(日用品)> 洗剤 トイレットペーパー コンタクト代
<交際費> 飲み代 冠婚葬祭費 プレゼント代
支出項目を分類するポイントとしては、分け方に厳密な決まりはないために細かく分けすぎなくても大丈夫です。例えば、コンタクト代を「生活用品」に入れても「美容費」に入れても両方とも間違えではありません。ただし、月によって「生活用品」になったり、「美容費」になったりということのないようにし、自分が決めたルールで統一しておくと後から支出を振り返りやすくなります。
項目分けの具体例は紙の家計簿やネット家計簿のサイトなどインターネット上にも載っていることがあります。記録をするステップが面倒という人は、食費などは1週間だけ記録をして4倍をして概算の月の支出を計算しても大丈夫です。たとえ3日だったとしても10倍すれば目安にはなるのでつけないよりずっと良いです。
他の支出は抑えられているけど、食費だけを抑えたいという人は食費など一つの支出項目に絞って記録をするのもありです。とにかくハードルを下げて今すぐスタートさせることが大切です。
もっと簡単に済ませたい人は、レシートを支出項目やお店ごとに分けてカゴに入れるおくだけでもOKです。レシートの量だけでも「カフェ代がまずい」と視覚化させることができるからです。
また、デジタル派は家計簿アプリを利用するとよいでしょう。レシートを写真撮影すると自動取り込みしてくれ、分類も自動的に行ってくれる家計簿アプリもたくさんあります。
3番目のステップ:振り返りをする
3つ目のステップは振り返りです。多くの人が家計簿をつけっぱなしにしてしまっています。実は振り返りの作業こそが一番大切です。「1週間(3日でも可)」「1ヶ月」など決まった期間で集計をし、カテゴリーごとの支出をまとめましょう。
例えば、3月の食費は3万円、4月の食費は4万円だったとしましょう。月1万円も食費がアップしているので何か理由があるはずです。
家計簿をつけている人はその期間の記録を、レシートを保管している(家計簿はつけていない人)はレシートをふりかえってみましょう。「4月は3月と比べて外食が多かった」など理由が見つかればOK。次の月以降で調整をしましょう。もっと短い期間で振り返りたい人は3日や1週間刻みで行い、食費だけを振り返るでもOKです。
振り返り作業で、前月、(長く続けている人は)前年同月比などと今の支出を比べることができます。続けていると「食費はだいたい月3万円」で調整できる、などのリズムができてきます。つまり、支出を上手くコントロールできるようになるのです。
支出を減らすことができれば、自ずと手元に残せるお金が増えます。つまり、毎月の貯金額を増やすことができるようになるのです。無自覚に使っているお金を自覚することによって支出をコントロールできるようになれば、今までより楽に貯金ができるようになるはずです。