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「全体としてあまり思わしい展開にできなかった」棋聖戦第1局で敗れた藤井聡太棋聖コメント

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

1回目の千日手局

藤井聡太棋聖「(相掛かりの将棋で)2歩得ではあったんですけど、打った角が負担になってしまって。うーん、こちらがあまり伸展性のない形を強いられてしまったので、ちょっと失敗してしまったのかなと思っていました」

2回目の千日手局

藤井「角換わりの後手番で待機する形だったので。千日手はこちらからすると、致し方ないのかなとは思いました」

再指し直し局(決着局)

藤井「(78手目)△7一飛と寄られるのがちょっと、気づいていなかった手で。そこで長考した(残り39分のうち24分を使った)んですけど。そうですね、思わしい対応がわからなくて。本譜は、そのあとはちょっと苦しくしてしまったのかなと思います」

1日を通して

藤井「ちょっと全体としてあまり思わしい展開にできなかったかな、と思うので。そうですね、しっかり反省して次に臨めたらと思います」

第2局への抱負

藤井「第2局まで2週間弱あるので、それに向けてしっかり取り組めたらと思います」

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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