HSPなら「全て」当てはまる4つの「共通点」とは!?対処法についても解説
こんにちは、精神科医しょうです。
あなたはHSPについて、どのようなことを知っていますか?
HSPとは生まれつき感覚が繊細で、敏感な気質を持った人を指す概念です。
病気や障害ではなく、成長過程で発症するものでもありません。
近年の調査では、5人に1人がHSP気質を持っていると考えられており、少数派であるがゆえの悩みや生きづらさを抱えながら過ごしている方も多くいます。
そんなHSPについて、具体的にどのような人があてはまるのか?また、もしかしたら自分もHSPかもしれない?と感じている方むけに、主な特徴と確認方法を解説したいと思います。
ぜひ、自分の性格と照らし合わせながら読み進めて下さいね!
HSPにあてはまる主な特徴や共通点とは?
HSPは生まれ持った気質なので、途中からHSPになることはありません。
しかし、その時の体調や、環境の変化で何かに対して過敏に反応してしまう能力は非HSPにも備わっていると言えるでしょう。
では、自分はHSPなのかな?と思った方のためにHSPにあてはまる主な特徴をいくつか紹介します。
人一倍繊細で傷つきやすい
人の些細な言動で落ち込んだり、傷ついたりしやすい傾向があります。
周囲からは「気にし過ぎだ」と言われてしまうことが多くあります。
一人の時間が必要
人混みが苦手で、人と一緒にいると疲れてしまいます。
一人の空間で、ある一定期間過ごすとたいていの場合、心身ともにリフレッシュできます。
疲れやすくストレスを抱え込みやすい
気疲れしやすく、ストレス発散が苦手です。
嫌なことや心配事があると、ひどく落ち込んでしまいます。
自分よりも他人を優先してしまう
常に他人の顔色をうかがい、嫌われることが怖くて我慢してしまう傾向があります。
また、他人の意見に振り回されて、本来やりたかったことができず後悔してしまう人もいます。
何事も深く考え過ぎてしまう
何でも自分で抱え込んでしまう傾向があります。
完璧にこなそうとするあまり、色々なことを先読みし過ぎて、空回ってしまうこともしばしば…。
自己肯定感が低い
他人に優しく自分にとても厳しい人が多いです。
いかに自分を許してあげるかで、生きづらさを軽減することができます。
五感が鋭い
刺激を感じる部分は人により違います。
苦手なものをできるだけ遠ざけたり、道具(サングラスや耳栓など)を使って刺激の伝わりを軽減させたりする工夫が必要です。
自分がHSPだと確認する方法とは?
アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱した「DOES(ダズ)」という4つの特徴にすべてあてはまる人がHSPだと言われています。
「DOES」とは下記のアルファベッドの頭文字を取って称されているものです。
●D: Depth of processing 深く処理をする
●O: Overstimulated 過度の刺激を受けやすい
●E: Emotionally reactive and high Empathy 感情反応が強く、共感力が強い
●S: Sensitivity to Subtleties 些細な刺激を察知する
4つの内1つでもあてはまらないものがある場合は、HSPではありません。
それでは、自分がHSPに該当するか性格と照らし合わせて、確認していきましょう!
●D: Depth of processing 深く処理をする
簡単なことであっても、深く色々な思いを巡らせてしまい、結果的に遠回りをしてしまうこともあるようです。
・納得がいくまで考え込んでしまう
・考え過ぎて悩んでしまう
・いったんわかると誰よりも理解している
●O: Overstimulated 過度の刺激を受けやすい
刺激に対して心身ともに反応が強く表れやすく、疲れやすい傾向があります。
・危険を察知するのが早い
・いつも気が張っている
・人混みや騒がしい場所が苦手
●E: Emotionally reactive and high Empathy 感情反応が強く、共感力が強い
他人との心の境界線が薄く、相手の影響を受けてしまいがちです。
・周囲の感情や雰囲気に流されやすい
・人の気持ちを察しやすい
・映画や本に感情移入しやすい
●S: Sensitivity to Subtleties 些細な刺激を察知でき、あらゆる感覚が鋭い
他人が気付かないような、些細な刺激(音や光、匂いなど)を察知する能力に長けています。
・カフェインに敏感に反応する
・予感が的中することが多い
・五感が鋭い
HSPだと気づいたら
ここまで記事を読んでみて、自分がHSPだと感じた方は、これからどのような点に気を付けていけば良いのか、不安に感じられたのではないでしょうか?
最も大切なことはHSPの特性を理解し、自分を受け入れることだと思います。
具体的な方法をいくつか紹介します。
できるだけストレスがない環境に身を置く
HSPが合わない環境に身を置くと、苦痛とストレスで病気を発症してしまう原因になりかねません。
自分に適した環境を見つけ、能力を発揮することができれば、生きづらさの解消につながります。
刺激を和らげる方法を見つける
何に対して刺激やストレスを感じるのかを知り、上手く付き合っていくことが必要です。 自分なりのルールを決めて、少しでも苦痛を和らげることができれば、疲れやすさが軽減されます。
自分と向き合う
自分を客観的に見つめ直してみましょう。 どのようなことに対して生きづらさを感じるのか?について日記を書いたり、記録を取ったりしておくことをオススメします。
まとめ
今回はHSPについての特性と確認方法、そして自分がHSPだと気づいた時にどうすれば、生きづらさを解消できるかについて解説しました。
この記事を読んで、自分がHSPであることに気付いた方は、まずはHSPについての正しい理解と、今までの自分を受け入れることから始めてみて下さいね。
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