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カリカリ梅にそっくりなハイビスカスって?【野菜のプロ】農業女子歴15年が伝授

榎本房枝農業女子/野菜ソムリエプロ

ハーブティーが好きで、カフェではいろいろ飲んでみて実際にどんな茶葉なのか茶葉だけを購入するために、ハーブ専門店などに行って購入することが多かったのですが、その中で国産のものが非常に少ないことに驚きました。特に好きなのが真っ赤な色がそそる「ハイビスカスティー」でおしゃれなカフェなどに行くとよく見るメニューですが、手軽に国産のものが手に入らないことがわかりました。

ハイビスカスティーのもとは花ではなかった

花のハイビスカスと、ハーブティーのハイビスカスが違うことを知ったのは今から20年近く前です。過去記事に詳しく書いてありますが 国産ハイビスカスティーの秘密!季節限定のフレッシュは今だけしか飲めない【農業女子歴15年が伝授】

花が咲き終わったガクの部分の色が、ハイビスカスティーのきれいな赤になるのでした。そのため、そのガクの部分だけを収穫して中の種を取ってドライにしたり、生のままでお茶にしたりするのです。栽培はじめのころは、収穫量が少ないので手でむいていましたが非常に時間がかかるため違う方法をあみ出しました。

下をカットして菜ばしでブスッと!

下の部分をカットして菜ばしでブスッとさして中の種をくりだします。こうすることで素早く下処理ができて楽々です。そしてこのガクが「カリカリ梅」のようなものに変身するのです。

一番は塩漬けがおすすめ

くり抜いたものをビニール袋などに入れて、塩をふってモミモミします。そのまま一晩おいておくとしんなりします。

それをそのまま食べて見るとまさに「カリカリ梅」そっくりな味になっています。そうなると料理は簡単です。ご飯にまぜて「ハイビスカスおにぎり」にすると非常に食べやすくて、見栄えもよくて最高です。もちろんそのまま漬物としてご飯のお供でも十分おいしく食べられます。今が旬の「ハイビスカスローゼル」ですが、スーパーなどでは見つけられないので、直売所や秋はイベントが多いのでそのときに農家が出店している場合は、販売している可能性もあるので見つけたらお試しくださいませ。

※この記事には個人の見解を含みます。

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農業女子/野菜ソムリエプロ

農業女子(農水省・農業女子プロジェクトメンバー)、農業内外の様々な企業とのコラボで、使いやすい商品開発をし、職業としての農業と、野菜の魅力を社会に発信中。農業女子としてメディア実績多数。農作業着など現場の意見を取り入れてもらい「ワークマン公式アンバサダー」として、商品開発あり。保有資格:野菜ソムリエプロ、調理師、フードアナリスト2級。

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